
フリーランスになりたいけどスキルがない…諦めなきゃダメ?
近年、企業に縛られずに自分らしく働ける手段として注目を集めている「フリーランス」。本来は自分のスキルを活かして仕事をするという印象が強い働き方ですが、特別なスキルがなくてもその自由な働き方を目指したいとする人は増えています。



結論から言うと、フリーランスを目指す時に特別なスキルや資格を持っている必要はないよ!
フリーランスになるために、会社で特別なスキルや経験を積んでいたりクライアントを取っていたり…ということは特に必要ありません。
もちろん、そうした経験やツテがあることが理想ではありますが、なくても現代であれば十分にフリーランスを目指せます。その理由としては主に以下の3つが挙げられます。
- スキルなしでも仕事を取りやすい時代になっているから
- 稼ぐ方法を一つに絞る必要がないから
- スキルを身に着けながら稼げる仕事があるから
今の時代はネットで誰でも簡単に仕事を始めることが可能です。そのため、とにかく仕事を始めてからスキルを身に着けていくという方法でも十分フリーランスを目指せます。



私も初めはそんな感じでしたよ
ただし、もちろんフリーランスという立場を続けていくためには、いつまでもノースキルでは稼いでいくことは難しいです。実際に仕事をしながらスキルを身に付けて行くことがとても重要です。
この記事では、スキルなしからフリーランスになるのにおすすめの仕事や、必要なマインドなど以下の内容を詳しく解説していきます。
- スキルがなくてもフリーランスを目指せる3つの理由
- スキルがなくてもフリーランスを目指しやすい仕事5選
- スキルなしからフリーランスになるために必要なマインド
- 高収入のフリーランスにステップアップするのに身に着けたいスキル
ぜひこの記事を、フリーランスを目指すための足掛かりにしていただければ幸いです。
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スキルがなくてもフリーランスを目指せる3つの理由



スキルなしでもフリーランス目指せるってなんで?
まずは前提として、スキルがなくてもフリーランスを目指せると断言できる理由を解説しますね。
冒頭でも解説した通り、その理由は以下の3つに集約できます。
- スキルなしでも仕事を取りやすい時代になっているから
- 稼ぐ方法を一つに絞る必要がないから
- スキルを身に着けながら稼げる仕事があるから



そもそも私が、スキルまったくなしからフリーランスになっているんだよね
それでは、一つずつ見てみましょう。
スキルなしでも仕事を取りやすい時代になっている
まず、現代はインターネットの普及により、スキルなしからも仕事を取りやすい時代になっていることが挙げられます。
例えば、近年はネットビジネスが盛んになっていて、多くのインフルエンサーと呼ばれる人がフリーランスとして活動していますよね。
彼らの多くが、もともとスキルや経験を持っていたわけではなく、できる事を続けていった結果仕事を得たりスキルを身に着けてステップアップしています。



私も完全にノースキルからスタートしたよ
私のメインの仕事であるイラストも、ネットがない時代には基本的にデザイン事務所などで仕事をしてスキルや経験を身に着けてから、ようやくフリーランスになる、という手段が多い分野でした。
しかし、インターネットで情報を集めたり営業ができる時代になった現代では、まったくスキルや経験がない段階からいきなり仕事を取るための活動がしやすくなっています。
もちろん、現代でもスキルや経験がある方が有利であることは間違いがありません。
しかし、スキルがなくてもまずは行動して仕事を得る事ができる現代においては、「スキルがないからフリーランスはあきらめる」という考え方は通用しないのです。
稼ぐ方法を一つに絞る必要がない
現代では、稼ぐ方法を一つ絞る必要がないことも理由の一つとして挙げられます。
ネットビジネスが今のように盛んになる前には、基本的にはスペシャリストが求められることが多かったという事実があります。



ライターはライター、イラストレーターはイラストレーター、エンジニアはエンジニア、というようにね
しかし、様々なジャンルで仕事を取りやすい現代は「何にでも手を出して稼げそうな手段で稼ぐ」ということが一般的です。
むしろ、収入の手段をいくつも持っておくことが推奨されており、一つしかスキルがないと将来に不安を持つ方も少なくないのです。



私もイラストレーター、ライター、ブログの3つの手段で収益を得ています
自分が何で稼げるのかはやってみないと分かりません。とにかくどんな仕事でも、初めてから状況に合わせて方向性を変えたり増やしていくことができるのが今の時代ののいいところですよね。
スキルを身に着けながら稼げる仕事がある
スキルを身に着けながら稼げる仕事があるのも、スキルなしからフリーランスを目指せる大きな理由の一つです。
ここまで解説してきた通り、特別なスキルがなくてもフリーランスになることは可能です。ただし、スキルのないまま稼ぎ続けることは難しいといえます。
しかし、最近では仕事がないところからいきなり仕事を取ってしまい、やりながらスキルを身に付けて行く、ということも十分に可能です。



私もライターの仕事は全くスキルのないところから始めて、スキルアップしていったよ
スキルがなくてもフリーランスを目指しやすいジャンルにWebライターがあります。Webライターはランサーズやクラウドワークスのようなクラウドソーシングサイトで、低単価であればすぐにでも仕事を始めることができます。
スキルがない状況では1文字0.5円などの低単価になってしまいますが、スキルを磨くことでどんどんステップアップが可能です。
デザインやイラストの仕事も、まずは仕事を受けてみて状況によってどんどん磨いていくということが可能です。



自分でスキルを勉強するよりも圧倒的にはかどるし、お金ももらえるからとってもおすすめの方法だよ
もちろん、スキルがなくて仕事を取る場合には最初はほとんど稼ぐことはできません。しかし、そこで身についたスキルが雪だるまのように増えていくことで、どんどん稼ぎやすくなるのは言うまでもありません。
スキルがなくてもフリーランスを目指しやすい仕事5選
それではここからは、スキルがなくてもフリーランスを目指しやすい仕事5選を解説していきますね。
ここで紹介する仕事は以下の5つです。
- Webライター
- ブロガー
- YouTuber
- せどり
- ハンドメイド販売
一つずつ解説していきます。
ここまででも解説した通り、フリーランスになるのに一つの仕事に絞る必要はありません。ここで紹介する仕事をいくつか並行してやってみて、稼げそうなジャンルを見つけていくことが重要です。
第3章以降に詳しい内容を書いていますので、ぜひ参考にしてみてください。
Webライター
スキルがなくてフリーランスを目指したいという方は、まずは「Webライター」がおすすめです。



私が一番最初に稼げるようになった仕事だよ!
Webライターは最も始めやすい仕事の一つです。私も現在も続けており、以下の4つの理由でおすすめなので詳しく解説していきますね。
- 誰でも文章を書くことができる
- 仕事をしながらスキルアップしやすい
- スキルを身に着けたら高収入を狙える
- ライティングスキルはどの分野にも活かせる
誰でも文章を書くことができる
まずはなんと言っても、「そもそも誰でも文章を書くことができる」ということが第一です。
日本に生まれ育ってきて、日本語で文章を書くことができない人はほとんどいないと思います。誰でもどのような文章であっても日常的に書いているでしょう。
仕事のメールなどがなくても、プライベートのLINEやSNSなどでも日々文章は必ず書いていますよね。



その文章でお金を稼げるのが、Webライターです
というと…



そんな誰でもできる事がお金になるわけないじゃん



希少性の低い仕事はお金にならないって聞いたよ……
と思う人はいますよね、これは当然です。もちろん、「誰でも書ける文章でお金を稼ぐ」のは難しいです。
ただし、「誰でも書ける文章でお金稼ぎを始める」ことはできます。



最初から大金を稼ごうとするのが間違いなんです
クラウドソーシングサイトでWebライターの仕事を見ると、その多くは文字単価1円以下。未経験であれば0.5円以下ということもあります。


こういった案件を見ていて、あなたはどのように感じるでしょうか?
- 文字単価0.3円はキツイな…
- 文字単価0.3円でも仕事があるならやってみようかな
- 文字単価1.00円以上の記事もあるんだな……経験積めば稼げそう
②③のように感じる人は、とりあえずやってみることをおすすめします。
「誰でもできるライティング」から始められるのがWebライターの魅力です。これがプログラミングとかだと新しい言語を学ばなければいけないので。
まずはやってみる。ということができるためおすすめなのです。
仕事をしながらスキルアップしやすい
Webライターの仕事は、何と言ってもスキルアップしやすいのも魅力です。
私自身、最初は文字単価1円以下のノースキル案件から始めました。ランサーズを使って誰でも書ける文章を書いてお金を稼いでいたんですよね。
少しずつ経験を積んでいくと、だんだん文字単価が高めの仕事も受けられるようになってきます。そして、その中にはSEOを意識したライティングというものも含まれるようになります。
SEOというのは、Google検索したときにそのコンテンツが上位に表示されるためのテクニックのことです。Webライターにとってはこの「SEO」というものを理解して使えるかどうかで付加価値が上がります。



簡単な話、SEOライティングを習得するとWebライターで食べていけるようになるよ
SEOの知識を独学で身に着けるのは、簡単ではありません。
しかしながら、実はWebライターとして仕事を続けるうえで、だんだんSEOライティングの概念的なものは身に付きます。クライアントが、ライターにSEOを意識したライティングを要求するようになるからです。



え、SEOライティングを教えてくれるってこと?



しっかり教えてくれることはほとんどないけど、企業ごとのライティングマニュアルとかがあってそれに沿って書くことでSEO対策を網羅できたりするよ
そもそも、クライアントがそこそこまともな企業であれば、求められるライティングには最低限SEOなどのマーケティングは必要となります。
企業側は、それを誰にでも書けるように発注フォーマットを作ることが一般的なんですね。そうした企業からの仕事を受けられるようになると、自然と必要なWebライティングのスキルが身についていくのです。
質の低い案件の場合はスキルは身につかないことがあります。その場合も経験を積むことで、ある程度のマーケティングを行っている案件を獲得できるようになりますので、地道にスキルアップを狙いましょう。
スキルを身に着けたら高収入を狙える
SEOなどのWebライティングスキルを身に着けると高収入が狙えるのが、Webライターの魅力です。
Webライターの報酬形式は1文字当たりの単価で決まっている形式が多いです。単価の目安としては、主に以下の通りになります。
案件のレベル | 文字単価の目安 |
---|---|
スキル必要なし | 0.1~0.9円 |
基本的なライティングスキル | 1.0~2.5円 |
専門的なライティングスキル | 2.5~3.5円 |
専門性のあるテーマ | 1.5~5円 |
インタビューや取材記事 | 1.5円~5円 |
基本的なSEO等のライティングスキルを身に着けた場合、文字単価1円以上は狙えます。
1記事5,000文字であれば5,000円となり、こうなればなかなか立派な収入になりますよね。
こうした案件で常に稼げるようになると、安定した収入を狙えるようになってきます。そして、実はWebライティング業界は慢性的にスキルを持っているライターが不足しており、基本的なライティングスキルを身に着ければ仕事に困ることはなくなります。
スキルのあるライターは常に不足している



いやいや、ランサーズとかの案件を見る限りそんなこと絶対にないでしょ…
と思う人もいるかもしれませんが、Webライターとして働いているとスキルのあるライターが不足していることが手に取るように分かります。



ライティングスキルをちゃんと身に着ければ、とにかく稼げるのは間違いありません
現在、私は1社と継続で契約しています。この企業は記事単価制になっており、1本35,000円~40,000円程度(大体1万文字前後)。月7本を承っており、大体250,000円程度の収入を得ています。(イラストの活動がメインなので、ライターとしての活動時間は月の半分ほどです)
この企業と出会う前は、大体文字単価1.5円~2.5円がメインでした。
ちなみに私のWebライティングの活動は、ほとんどランサーズで行っていました。現在契約している企業と出会ったのもランサーズからです。



担当の方は、いつも「ライターが足りない…」と言っております
ライティングスキルはどの分野にも活かせる
ライティングスキルを身に着ければ、どの分野でも活かせるのも大きな魅力の一つです。



でも自分はデザイナーになりたいからライティングスキルは関係ないよね?



甘ーい!!
ライティングスキルは、何もWebライターになるためだけに必要なスキルではありません。あらゆるビジネスにおいてライティングスキルは必要です。
以前は仕事というと企業に赴いて行う必要がありましたが、最近では専らWeb上で完結することが多くなっています。
ZoomのMTGももちろんありますが、基本的にはメールやチャット等でやり取りをすることが一般的です。そんな時、ライティングスキルが大いに役立つのです。
また、基本的なライティングスキルを身に着けることで、自然とロジカルに思考する癖も身に付きます。物事をロジカルに考えることはあらゆるビジネスを行う上で有効なのは明白です。
また、営業を行ったりマーケティングを行うためにもロジカル思考やライティングスキルは効果を発揮します。
このように、フリーランスとしてビジネスを成功させるためには最低限のライティングスキルが大きく活きるというわけです。
ちなみに、Webライターの始め方に関しては「Webライターの始め方!未経験が今すぐ稼ぐためにやるべきこと」でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。


ブロガー
Webライターと同じくらいおすすめしたい仕事が「ブロガー」です。



でも、ブロガーは今は全然稼げないと聞いたけど…



もちろん、ブロガーは以前よりも稼ぎにくくはなっているよ。それでも絶対にやった方がいいよ
私がフリーランスにブログをおすすめしたい理由は、大きく分けて以下の3つです。
- 低いリスクで稼げる
- ライティングスキルが身につく
- 様々な方法で収益化を目指せるようになる
それぞれについて解説していきます。
低いリスクで稼げる
まず何と言っても、ブログは始めるのに初期費用があまりかからないため、低いリスクで稼ぐことができる点が挙げられます。
ブログの初期費用の目安は以下の通りです。(Wordpressで開設した場合)
費用の項目 | 費用の目安 |
---|---|
ドメイン取得代 | 年間1,500円程度 |
レンタルサーバー代 | 年間6,000円~15,000円 |
合計 | 年間7,500円~16,500円程度 |
ビジネスを始める多くの場合、備品を購入したり仕入れを行うなどで初期費用がある程度かかります。
これから紹介するYouTubeではカメラや音響設備が必要だったり(ある程度のクオリティにする場合)、せどりの場合は仕入れが必要になります。初期費用が掛かるビジネスの場合は失敗したときのリスクが伴います。
しかし、ブログの場合は失敗したとしてもせいぜい1万円程度の損失で済むのです。低いリスクで稼ぐことができるため、まずはブログを始めてみることがおすすめです。
ライティングスキルが身につく
ブログを始めればライティングスキルが身に付きます。
Webライターの章でも解説した通り、ビジネスにおいてライティングスキルはもはや必須のスキルといっても過言ではありません。
ブログを運営することで、そのライティングスキルが最短で身に着けられるのでおすすめです。



Webライターとしてスキルアップしながらブログを運営すると効率的ですね!
様々な方法で収益化を目指せるようになる
ブログ運営を行うことで、様々な収益化を目指すことができます。
ブログ運営の収益化の基本は、ブログに広告を貼ることです。自分のブログの広告をクリックしてもらったり、購買につなげて報酬を得ることが一般的な収益化の方法となります。
しかし、ブログ運営の収益化の方法はそれだけではありません。
例えばブログを通じてライティングの受注が来たりすることもありますし、アクセスが増えればマーケターとして仕事を受注することも可能です。
ブログ運営をすることで、ネットビジネスに必要なライティングスキルやマーケティングスキルが身に付きます。そのため、ブログでの収益だけでなく、幅広い手段での収益化が可能となるのです。
YouTuber
YouTuberも現代では、スキルなしから始めやすい仕事のジャンルといえるでしょう。
YouTubeのいいところは、「好きなことで収益化できる」というところです。
例えば「料理」「メイク」「ゲーム実況」「ガジェット」「イラスト」等、自分の好きなことや得意といていることを動画にして発信することで収益化が可能となるわけです。
ここ1、2年ではビジネス系や教養系のYouTubeチャンネルが増えてきており、趣味ではなく学びの場としてYouTubeの可能性が広がりつつあります。
自分の好きなことや得意分野で稼ぐことができるため、向いている人にとってはブログよりもはるかに稼ぎやすいですね。



ブログは収益化に時間がかかるし、スキルを伸ばしていかないと成功するのは難しいのでね
YouTubeを始める場合には、そのジャンルによってはカメラやマイクなどの初期費用が必要となることもある点は注意が必要です。
基本的にはスマホでも問題はないのですが、ある程度稼ぐ、となると機材をそろえた方が成功確率は高くなります。



YouTube大好きな私から見ると、機材にこだわらずスマホなどで成功する人はかなり企画力が高い印象。企画に相当自信がある以外は機材や編集にこだわった方が成功確率が上がるかも。
YouTube関係の副業してあげられる「動画編集」。稼げる仕事としてピックアップされることが多いですが、2021年11月現在、今後動画編集で稼ぐのは難しいかな…と思います。
主な理由は以下の4つ。
- 自分で動画編集するクリエイターが多い
- 動画編集者が増えすぎた(単価が下がりすぎた)
- テロップの文字起こしなどソフトが自動で行えるようになった
- アニメーション等のスキルがなければ稼げない
一般的なYouTubeのクリエイターが求めるような簡単な動画編集では、この先それなりの収益を得るのは難しいです。



ようは、基本的な動画編集を覚えるのは簡単なんです(経験者は語る)
この分野で稼いでいきたいのであれば、専門的な「映像編集」「映像クリエイター」のレベルまでスキルを上げること、またはAfterEffectsのようなアニメーションのスキルを習得することが求められます。
せどり
せどりもスキルなしから始めやすい仕事の一つです。
せどりとは、安く仕入れた商品を高く売る仕事のことです。「転売」と混同されることもありますが、ニュアンスとしては少し違います。
希少価値の高いものを仕入れて高額転売する印象ですが、せどりは希少価値が見出されていないものを仕入れて高額転売することが基本です。
転売 | 高騰が予想されるチケットやゲーム機、ブランド品等をを購入して高額で売る |
せどり | 希少価値があるものの見出されていない商品を仕入れて高額で売る |



品薄商品を買い占めて転売するのはNO!
せどりは、きちんと利益計算などを行うことで十分に収入を得ることが可能です。
また、仕入れてから販売までスピーディーに行うことができるため、ブログやWebライターのように「稼げない時期」を経験することもありません。



すぐにお金が欲しい!という人にはおすすめ!
せどりのデメリットとしては、仕入れを行ってからの商売になるため元手がかかる点です。在庫を抱える必要があるため、元手のかからないブログなどに比べるとリスクはありますね。
あとははリサーチや出品、梱包や発送作業など、手間のかかる作業が多いので向き不向きがあるかもしれません。
ハンドメイド販売
手芸やアクセサリー作りなどが得意な場合は、作ったものを販売するハンドメイド販売もおすすめです。



好きなことをお金にするからそもそもリスクが低いよ
ハンドメイド販売の場合もある程度の仕入れは必要ではありますが、小さな規模から初めて拡大していけるというメリットがあります。
また、どんなものが売れるのか?どうやったら売れるのか?どんな写真を撮れば売れるのか?等、商売するうえで最低限必要な要素を担えるのも魅力です。
ハンドメイド販売を行うことで、マーケティングについて考える機会が出たり、集客について勉強する必要があります。
そうしたスキルは別の商売を行ったり、事業を拡大するうえでも有利に働きます。
スキルなしからフリーランスになるために必要なマインド
それでは、ここからは「スキルなしからフリーランスになるために必要なマインド」を解説していきます。



始めに言っておきますが、スキルなしからフリーランスとして成功するのは並大抵のことではありません!
成功するには時間も労力もかかります。ただし、時間と労力さえかければだんだん稼げるようになっていくのも事実です。
フリーランスとして成功するためには、以下のマインドを持って地道に活動していきましょう。
- まずは始めてみる
- スキルが磨ける仕事を選ぶ
- 収入が少なくても焦らない
- スキルを身に着けてからの独立を目指さない
- できそうなことを並行して行う
- 始めたことを細く長く継続する
- 成功している人をヒントにする
- 躊躇なく自己投資する
それでは、一つずつ解説していきますね。
まずは始めてみる
四の五の考えずに、まずは気になっていることを何でも初めてみましょう。
私を含めて、何か仕事を始めようとするときに「これって稼げるのかな」「これに必要な知識って何だろう?」と立ち止まってしまうことがあります。
ブログって今からでも稼げるのかな…
こんなことをしても結局稼げなかったら時間の無駄だな
この知識を身に着けてから始めないといけないな など
こういうことを気にしてしまう気持ちは痛いほどよくわかります。
ただ、結局のところ何をすればどれだけ稼げるかなんて誰にも分かりません。
これは当たり前のことで、「○○をすれば確実に稼げる」という情報があれば誰もがそれをやるし、全員大金持ちです。
どんな仕事にも、稼げる可能性と稼げない可能性があります。同じように、どんな仕事にも稼ぐための前提知識やスキルがあったりします。
だからと言って、そういう不確実性を考えたり前提知識を得るために時間を使うことは、ある意味でチャンスを捨てていることにもつながります。
ブログって今からでも稼げるのかな…
⇒ とりあえずやってから様子見てみるか
結局稼げなかったら時間の無駄だな
⇒ やってみて稼げなかった次行ってみよう
この知識を身に着けてから始めないと…
⇒ やりながら勉強してみるか
まずはやってみないことには何も始まりません。アクションあるのみです。



私も何かを始める前はモタモタいろいろ考えちゃうから、気持ちはわかるけどね…
行動力に関しては、インターネット広告代理店サイバーエージェントの創設者である藤田晋の書籍が面白かったです。再現性が高いとは言えないんだけど、とにかくこの人は決めたことは見切り発車でなんでも初めてしまうのがいいんですよね。
システムの受注を受けてからシステムを作るっていうことまでしているくらい。とにかくその行動力の強さはとても参考になりました。
スキルが磨ける仕事を選ぶ
基本的に気になる仕事があればまずやってみる、が重要ではありますが、とはいえ最低限「スキルが磨ける仕事を選ぶ」というのは重要です。
ここまででも解説してきている通り、スキルのない人がフリーランスとして活動していくためには仕事をしながらスキルを磨くことが必須です。
それなのに、まったくスキルにならない仕事をしてしまうのは時間を無駄にしているといっても過言ではありません。



今は仕事をしながらスキルを磨ける時代だからね!
良くない仕事の例としては以下の通りです。
- データ入力等のタスク系の仕事
- 時給制のアルバイト
- ポイントサイト など
これらの仕事は単純に時間を食いつぶすだけで、お金以外に何も得るものはありません。
少しでもいいので、得るものがある仕事をしてスキルを磨いていくのが賢明です。



「どの程度のスキルになるか」までは考えなくてもいいよ!とにかくスキルになりそうだな、くらいのものであればすぐに行動あるのみ!
収入が少なくても焦らない
収入が少なくても焦らないようにしましょう。
どんなに優秀な人でも、最初からがぽがぽ稼げる人はいません。最初はだれでも無収入が続きます。
多くのインフルエンサーが「○○すると稼げます」と言っていますが、実際簡単に稼げている人はほぼいません。私も、今でこそある程度安定した収入を得られるようになりましたが、もともともはからっきしダメでした。



私の場合は仕事をしたくない、という根性だけでここまでやってきました
とにかくまずは収入が少なくても焦らない事。地道に、できる事を着実に進めていくことが何よりも重要です。
スキルを身に着けてからの独立を目指さない
分野にもよりますが、ノースキルから始める場合は「スキルを身に着けてから独立しよう」とは思わない方がいいでしょう。



ええっ? スキルを身に着けてから独立しようと思うでしょ、普通



スキルを身に着けるかどうかより、稼げているかどうかの方が重要!
先ほどの「まずは初めてみる」に似た内容ですが、正直いって「スキルを身に着けて」から独立を目指すのでは遅いのです。何しろ、現代はスキルを身に着ける前に稼ぎ始められる時代。
自信が持てるスキルを身に着けるまで待っていたら、日が暮れてしまいます。
何度も言うようですが、スキルや経験はともかく「稼ぐ」こと。「稼ぐためのアクションを起こす」ということが現代ではまず重要なことです。
もちろん、スキルを得ないとできない仕事を目指したい場合は別。「なんでもいいからフリーランスとして稼ぎたい」という人はまず行動しようという話です。
できそうな事を並行して行う
「これなら自分でできそうだな」ということを見つけたらいくつも並行してやってみましょう。



これも「すぐやる」のマインドと原則的には同じです
今の段階でスキルが全くない人がフリーランスとして活動していくためには、まずはなんでも手を出してみる事が重要です。
なぜなら、自分が何に向いているのかはやってみないと分からないからです。
私の場合も、ブログをやって、Webライターをやって、イラストをやって…その間にハンドメイド販売をしたり動画編集をしたりYouTubeもやったりしていました(実は)。
しかし、ものになったのはその中でブログとWebライターとイラストです。



結局、やってみないと分からないんだよね
もちろん私もスペシャリストを否定しているわけではありません。
「これ!」という、いわゆる「手に職」を付けたいという人がいるのもうなずけます。
ただし、これから公認会計士を目指すとか、弁護士になるとか、そういう特殊な技術を身に着けられるポテンシャルのある人以外は、とにかく何でもいいからフリーランスになりたい人は、「なんでもやってみる」ということの方が成功率は上がると思います。
始めたことを細く長く継続する
始めたことは、地道に長~く継続していきましょう。
いろいろと手を出しすぎて、だんだん嫌になってくることもあるかもしれません。ただ、「本当に絶対にもう嫌だ」というもの以外は、ちょこちょこでも細く長く継続することで成果になることも多いんです。



私はこれはちょっと苦手なんだけどね…
私の場合は嫌になって結構投げ出す機会が多かった方です。
そのため、今みたいにちゃんと収入を得られるようになるまでに結構時間がかかりました。「続けてればなあ」と思うものも少なくありません。
できる限り、少しずつでも継続していく方が成功率は上がりますよ。
成功している人をヒントにする
やっぱり、成功している人をヒントにして同じようにやっていくっていうのは成功の近道になります。
例えば、私が成功しているといっていいかは別としても、「スキル無しからフリーランスとして食べている」という点においては成功例と言ってもいいでしょう。
そういう、成功した人がどうやって今の立場を築いたのかを知ることで、再現できそうなことが見えてきます。



最近ではYouTubeとかでフリーランスの人の動画を見ることができるよね
YouTubeはいろいろな人の働き方やスタンスを見ることができるので、具体的に参考にしたい人を探すのもにも適してると思いますよ。
躊躇なく自己投資をする
自己投資になると思った場合は躊躇なくお金を払いましょう。



いろいろな人が言っていますが、最も効率的に稼ぎを増やせる投資は、自己投資です
自分を資本と考えて(=人的資本)、稼ぐ力を鍛えていくために、自己投資は非常に重要です。
そのため、「これは自分の稼ぐ力を増やせる投資だな」と思ったらおおむね躊躇なく自己投資した方がいいと思います。



よーし分かった!じゃあ悩んでいた、「すぐに100万稼ぐスキルを身に着ける講座」を申し込むことにするよ!



ちょっと待ったあー!!!
ここが難しいところではあるんですが、「自己投資」と銘打って詐欺案件をつかまされるケースは後を絶ちません。それだけは絶対にやめましょう。
どういったものが詐欺で、どれが自己投資になるのか。それを判断するのは簡単ではありません。ただ、少なくとも「誰でも簡単に確実に稼げる」というものは大体詐欺だと思っていいと思います。
「誰でも簡単に確実に稼げる」ものは詐欺の可能性大!



このあたりの判断力を身に着けるのも、一つのスキルかもしれませんね
私も最近までお金をかけることを躊躇するタイプでしたが、少なくとも書籍に関しては全く躊躇なく読みたいものをすべて購入することにしました。(漫画は買いすぎちゃうのでひと月2万までに決めています)
その他の本は気になるものは一秒の躊躇もなく買うようにしています。



でもさー、どの本が自分の収入に直結するかってわからなくない?無駄にしたくないよね



甘ーい!!
収入に直結する自己投資先なんか誰にもわかるわけないです。
こういう発想が出てくるじたい、世の中を「収入に直結するか否か」で考えすぎです。
「収入に直結する自己投資かどうか」なんてことを考え始めたら、そんな自己投資ってほとんどないんですよね。
多くの教養系インフルエンサー(私が尊敬している人も含めて)が、「自己投資の失敗」「自己投資をうまくする方法」を解説しています。でも、何が自分の身になるかは投資してみないと絶対に分かりませんよ。
自己投資の目的やリスクなどを考えていたら身になるものもなりません。
例えばドストエフスキーの「罪と罰」は古典の名作ですが、ビジネス書でもなんでもないただの小説です。
一般的には、教養にこそなれ「収入には直結しない」と、自己投資先としてはそっぽを向かれてしまうことが多いでしょう。
しかし、実際にはその作品を読むことで明日の自分の収入を左右しないとは誰も断言できませんよね。「カラマーゾフの兄弟」を読むことで、自分の明日の収入を左右する哲学を学べないとは誰も言い切ることはできません。



この発言するインフルエンサー多すぎて納得いきません!
四の五の言わず、まずは投資です。いちいち「これが自分の身になるかな」なんて考えることなく、とりあえずお金をぶち込んで読んでみればいいのです。



「自分の収入に直結する投資」なんてこと考えていたら、私の場合そんなもの今の段階ではほとんどないよ…「時間」くらいかな
もちろん、「これは確実に自分に返ってくる」と確信できる自己投資先があるならそれにお金を突っ込むのはありですよ。資格とか、実用書とか。



最近の私の例でいうと、福本伸行の麻雀マンガ「アカギ」や有名な「カイジ」を読んで考え方や行動の基準が大きく変わったよ!読んだおかげでお金持ちになれそう
高収入のフリーランスにステップアップするのに身に着けたいスキル
それでは最後に、スキルのないところから高収入のフリーランスにステップアップしたい人におすすめのスキルを紹介していきますね。



いずれも早い段階から身に着けておくことで収入につなげやすくなります!
- コミュニケーションスキル
- ライティングスキル
- マーケティングスキル
- 簿記
それでは、一つずつ解説していきますね。
コミュニケーションスキル
まずはなんと言ってもコミュニケーションスキルを身に着けることです。
スキルなしから始めるフリーランスは、ここまでも解説してきた通り様々な仕事に手を出しながら自分のできる事を探すのが重要です。
そのため、多くのクライアントと接して仕事をしていくこととなります。



コミュニケーションスキルが収入に直結するのです!
コミュニケーションスキルは、スキルとしては比較的軽んじられる傾向にあります。
「身に着けたいスキル」というと、プログラミングスキルやデザインスキルなどがよく言われています。もちろんそうしたスキルを得ることも重要ですが、その前にまずはコミュニケーションスキルを得る事。
コミュニケーション一つによって、自分をよく見せたり信頼させることができるからです。



極端な話、自分のコミュニケーションスキル次第で、何もないところから「価値」をアピールすることも可能です
コミュニケーションスキルを身に着けるためには、いくつかの本を紹介しますね。(詳細は後日)
ライティングスキル
ここまでですでに何度も解説してきましたが、フリーランスで成功したいのであればライティングスキルは身に着ける必要があります。
第2章でも解説した通り、スキルなしから仕事をはじめる場合はWebライターやブログがおすすめです。そして、そのどちらも仕事を続ける中でライティングスキルを身に着けることができます。



それはわかるけど、もう少し早く身に着けたいんだよね
という人におすすめなのが以下の書籍です。
「モノを売る」ためのライティングの基礎技術がこの書籍1冊に集約されています。



Webライターになりたい人にも、ブロガーになりたい人にもおすすめ!



いや、Webライターにもブロガーにもなる気はないよ
という人にもこの本はおすすめしたいです。なぜなら、この本はつまるところ「モノを売る技術」に特化した書籍だからです。
そして、もしもあなたが何かモノを売る仕事をしようと考えていなかったとしても、フリーランスで活動する以上必ず「自分の何かで収益を得る」=「自分のサービスやスキル・商品を売る」必要が当然ながらあります。
そうしたときに、この「セールスコピー大全」は必ず役に立つはずです。
マーケティングスキル
マーケティングのスキルを身に着けることも成功の近道になります。特にWebマーケティングのスキルがあれば有効です。



マーケティングって言われても難しいよ…
ものすごく簡単に言えば、「マーケティング」とは「モノを売るための経済活動」のこと。市場調査をしたり、リサーチをすることでどうやってモノを売るのかを考えるのがマーケティングです。
この記事で解説した「ブログ」や「YouTube」なども成功させるためにはマーケティングが必要となります。



ここでは深いことを考えず、SNSなどに力を入れて集客する事を目指そう!
SNSでフォロワーを増やすことは立派なマーケティングです。もちろん、それはマーケティングの一端でしかないのですが、まずはSNSのフォロワーを増やすところから考える事。
そうすることで、マーケティングの根本的な部分が見えてくると思います。
ネットビジネスを成功させるためには、「マーケティング」が重要です。それを培うのに、SNSは絶好のプラットフォームなのです。



私も最近になってTwitterに力を入れるようにしているよ!
私はもともとTwitterが苦手だったのですが、最近になって必要性を感じ力を入れるようになっています。



よかったらのぞいてみてね!
簿記
フリーランスとして活動するなら、簿記3級の勉強はしておいた方がいいです。



ぼ、簿記…??
フリーランスとして一人で活動していくうえで、勉強しておきたいスキルが簿記です。
簿記とは、簡単に言うと会社のや事業の収入や支出などを計算して財務諸表と言われる書類を作る技術です。
財務諸表には、会社や個人事業主がどうやってお金を稼いだのか、何にお金を使ったのか等が詳しく表されます。
会社員と違い、フリーランスは自分で確定申告を行う必要がありますよね。その際に必要となるのが簿記の知識です。



じゃあ、フリーランスの人は必ず簿記の知識があるの?



いえいえ、そういうわけではありません
フリーランスは自分で確定申告を行う必要がありますが、近年では会計ソフトなどがあるため基礎知識なく簡単に確定申告は可能です。



私もフリーランスになって初年度は簿記の知識なく確定申告をしたよ
じゃあなんで簿記のスキルを身に着けておいた方がいいのかというと、世の中の会社における「お金のしくみ」を理解できるためです。
簿記の基礎的な考え方の中に、お金を【「資産」「負債」「純資産」「売上」「費用」「利益」のどれかに分ける】というものがあります。
実はこれが実生活においてもとても重要です。世の中のすべてのお金はこの5つの中に分類できるといっても過言ではありません。
そしてそれらを知ることで、お金の仕組みやお金の動きを理解できます。
自分が今使おうとしているお金は「負債」なのか。「資産」なのか。こういう考え方を持つだけで、お金の使い方や稼ぎ方の根本的な仕組みが理解できるわけです。



実は簿記は私も今まだ勉強中。3級だけは勉強しておこうと思っているよ
フリーランスは会社員と違い、お金に関して誰も守ってはくれません。自分自身でお金のことを勉強して知識武装する必要があるのです。
簿記の資格勉強に関しては、以下のYouTubeチャンネルがおすすめです。
あと、私はもともとクレアールという通信講座を受講しています。
クレアールの講座は解説もすごく細かくて練習問題も多く分かりやすいのですが、さっと概念を理解するためには上のYouTubeチャンネルと併用することがおすすめです。
まとめ
以上、かなり長くなりましたがここまでご覧いただきありがとうございました。この記事では以下のことがご理解いただけたのではないかと思います。
- スキルがなくてもフリーランスを目指せる3つの理由
- スキルがなくてもフリーランスを目指しやすい仕事5選
- スキルなしからフリーランスになるために必要なマインド
- 高収入のフリーランスにステップアップするのに身に着けたいスキル
何度も言うようですが、スキルがなくてもフリーランスを目指せるといっても、ずっとスキルがないままで稼げるわけではありません。
ぜひこの記事を読んでいただき、フリーランスとしての活動の足掛かりにしていただければ幸いです!