
イラストレーターとして活動してるけど、全然仕事がないよ



仕事が来ないのって、何か理由があるのかなぁ
イラストレーターをしていて、このように感じる方は多いのではないでしょうか。実は、仕事がないイラストレーターには以下の6つの特徴があります。
- 営業をせずに常に待ちの姿勢でいる
- ポートフォリオを作っていない
- SNSを効果的に使えていない
- イラストのクオリティーが低い
- コミニケーションスキルが低い
- ターゲットのことを考えていない
これらのうち、どれかに当てはまっているようであれば要注意です。



すぐにでも改善していこう!
特に1つ目の「営業をしない」と言うスタンスで活動をしているのであれば、大きなチャンスをみすみす逃している可能性があることを覚えておきましょう。



「自分の絵柄は営業には合っていない」って思っていたら、それも要注意だよ!
この記事では、仕事がないイラストレーターの特徴を中心に、以下の内容について詳しく解説していきます。
- 仕事がないイラストレーターの特徴6選
- 仕事がないイラストレーターがまずやるべきこと
- 仕事がないイラストレーターのQ&Aに答えてみる
- 事が欲しいならできる事は全てやるべし
この記事を読みいただくことで、仕事がないイラストレーターの方が何をどのように行動すればいいのがお分かりいただけるかと思います。ぜひ、イラストレーターの活動の参考にしていただければ幸いです。
仕事がないイラストレーターの特徴6選
それでは早速、仕事がないイラストレーターの特徴6選を紹介していきます。
- 営業をせずに常に待ちの姿勢でいる
- ポートフォリオを作っていない
- SNSを効果的に使えていない
- イラストのクオリティーが低い
- コミニケーションスキルが低い
- ターゲットのことを考えていない
それでは1つずつ、詳しく解説していきましょう。
営業をせずに常に待ちの姿勢でいる
仕事がないラストレターの最も大きな特徴として、営業をせずに常に待ちの姿勢でいると言う点が挙げられます。



これを読んでいる方の中にも、営業はしないと言う人は実は多いのではないでしょうか?



うん、僕も営業はしないけど…
多くのイラストレーターが、営業をせずにSNSなどに力を入れて、企業の方から声をかけてもらうのを待っています。確かに実際、その方法で仕事を得て有名になった方も少なくはありません。



しかしこのやり方だと、かなり効率が悪いのは間違いありません!
営業をしよう!
イラストの仕事を得たいのであれば、営業は最も効果的で近道な解決方法です。
イラストを求めているすべての企業がTwitterやInstagramなどを使っているとは限らないためです。
例えば具体的に、使うイラストのイメージをはっきりと持っている企業の方であれば、そうしたイラストをかけるイラストレーターをSNSで探す事はあるかもしれません。
しかし実際は、どういったイラストを使うかといった具体的なイメージは編集者の方には定まっていないことが多いのです。
そうした場合、編集者の方はどのようにしてイラストレーターを探すのかというと、これまでに売り込んできたイラストレーターのファイルを見たり、イラストが多く掲載された雑誌を見るなどして使うイラストのイメージを固めます。
なぜなら編集者の方は出版の全てを担っているのであって、イラストを中心に素材を常に集めているわけではないためです。どのようなネタで、どのようなレイアウトで、どういったページにしていくのかと言うことを考えた上で、そのレイアウトに合ったイラストを探すと言うのが一般的なのです。
TwitterやInstagramでいくら魅力的なイラストを描いていたとしても、編集者が時間のない中でそうしたTwitterやInstagramを探すのはあまりにも非効率的です。



それに編集者の方が、そもそもイラストを使いたいかどうかも決まっていないことがあります
自分の担当しているページでデザインをやってみたら少し物足りなくて、イラストを掲載しようかと思うといったニーズも十分に考えられます。このような場合に担当者は時間をかけてTwitterやInstagramでイラストを探す事はありません。
以上のことから考えてみても、まずはイラストレーターがその存在をアピールするためには、営業をするのは不可欠だと言っても過言ではないと思います。
ポートフォリオを作っていない
仕事柄イラストレーターの特徴として、ポートフォリオを作っていないと言うことも考えられます。



ポートフォリオは作っているんだけど…
このように感じている方は、ポートフォリオが効果的に作られているかどうかを考えてみてもいいかもしれません。
- イラストが見やすくレイアウトされているか
- 自分の実績がわかりやすくまとめられているか
- 連絡先や使用ツール等の必要な情報が掲載されているか
このようなことを意識しながら、見るものがわかりやすいポートフォリオを作るように心がけてみてください。
また、もしもプリントアウト版のポートフォリオしか作っていない方がいたら、ポートフォリオサイトも作った方が良いと思います。
ポートフォリオサイトを作っておけば、企業の方がどこでどんな状況でも自分のポートフォリオにアクセスできるためです。
自分を売り込みたいと思った場合にはこのように、企業の方のニーズをよく理解して様々なチャネルを用意しておくことをおすすめします。


SNSを効果的に使えていない
仕事がないイラストレーターのもう一つの特徴としては、SNSを効果的に使えていないと言う点も挙げられます。
先ほど、SNSではなくてきちんと営業をした方が良いと伝えましたが、だからといってSNSをやってはいけないと言うことではありません。
効果的にSNSを使っておくと、人柄をアピールできたりポートフォリオの代わりにすることも可能となります。
特に、営業をしないでSNSを運営している場合は、ビジネスでSNSを活用していると言う意識をしっかり持って運営することが重要です。
- 常に読んでいるユーザのことを考える
- 読んでいるユーザが何を求めているのかを意識する
- ネガティブな投稿をしない
- すべての投稿をプロモーションだと思って行う
イラストのSNS利用の場合、多くの大御所イラストレーターは読んでいるユーザーのことをあまり意識せずに投稿しているのも見受けられます。



例えば、その日に食べたものや考えたことなど比較的自由に発信している人が多いよね
だからといって、これからイラストレーターとして活動していきたい人が同じように個人的なことばかり発信していてもフォロワーはなかなか増えないでしょう。
自分のことを自由に発信するのはある程度SNSのフォロワーが増えてからにして、普段はなるべく読んでいるユーザのニーズを考えながらツイートすると良いでしょう。
イラストのクオリティが低い
単純に、イラストのクオリティが低いために仕事がないという可能性も残念ながら考えられます。



これは耳が痛いなぁ…
イラストのクオリティが低ければ、声がかかる可能性が低いのは当然です。イラストの営業活動などをしっかりと行いながら、イラストのクオリティを高める勉強もしていきましょう。
特に、営業活動をしっかりと行っているにもかかわらず仕事がなかなか入ってこないようであれば、イラストのクオリティが低いと言う可能性は十分に考えられます。



だけど正直…自分のイラストのクオリティがどうなのかってよくわからないんだよね…
自分のイラストがクオリティが低いのかどうかわからない場合におすすめの方法があります。



企業に持ち込みをすると編集者の方の意見を聞けるよ!
企業に持ち込みをする事は何も、仕事を得るためだけでは無いのです。プロである編集者の方と直接話ができる機会を設けられるのであれば、それはとても貴重なことだと思いませんか?
もともと私も、イラストの営業のために持ち込み活動を行ってきましたが、実際にイラストの仕事を受注するよりも、編集者の方と話す事はかなり大きなものを得られた実感があります。
編集者の中には、私のイラストであればこういった業界でも売り込んでみればいいかもしれない、といったアドバイスを下さった方もいます。
まずは自分に足りないものを見出して、しっかりと補って練習していくことが大切です。
コミュニケーションスキルが低い
コミュニケーションスキルが低いことが問題で、仕事が来ないといったことも可能性としては考えられるかもしれません。
ここまで説明してきたような、SNSや営業活動などをしっかりと行い、作品のクオリティも低くないのにかかわらず仕事が得られないのであれば、コミュニケーションスキルについても見直してみましょう。
特に、いくつか仕事をしているにもかかわらずリピートが少ないなどの場合には、仕事をしている上で十分にクライアントを満足させることができなかったといった可能性があり得ます。
また営業をするときのメールのマナーなどがしっかりしていないがために、ポートフォリオを開いてもくれていないといったことも考えられるのです。
コミニケーションスキルに関しては、簡単に伸ばすことが難しいものではありますが、ビジネスマナーやメールのマナーなど、やれる事はしっかりと勉強してビジネスを行う必要があるのです。
ターゲットのことを考えていない
ターゲットのことを考えていないという点も、仕事がないイラストレーターの特徴と言えるかもしれません。



ターゲットってどういうこと?



自分のイラストを売り込みたいターゲットのことだよ
あなたは自分のイラストをどんな人に選んでもらいたいでしょうか。
- カルチャー誌に掲載させたい
- 文芸書の表紙にしたい
- 好きなアーティストのジャケットイラストを描きたい
- 広告に使ってほしい
このようにイラストを使ってもらう媒体は様々です。イラストを売り込む場合には、どういった媒体でどのように使ってもらいたいのかをイメージしておくことをおすすめします。
どこでもいいから使ってほしいと、闇雲にアプローチするのはあまりお勧めできません
ターゲットに関してはあまり固めすぎるのは良くないと思いますが、ある程度自分がどのようにイラストが使われるのかをイメージし、どういった記事企業にアプローチすべきかしっかりと明確化しておくことで、仕事を得やすくなる可能性が高まります。
仕事がないイラストレーターがまずやるべきこと
それではここからは、仕事がないイラストレーターがまずやるべきこととして以下の4つを紹介していきます。
- どんなイラストレーターになりたいか考えてみよう
- 営業をしよう
- 効果的な発信をしよう
- イラストを練習しよう
それぞれについて、詳しく解説していきますね。
どんなイラストレーターになりたいか考えてみよう
まずは、どんなイラストレーターになりたいかを考えてみましょう。
先程のターゲットの章でも解説しましたが、あなたが理想とするイラストレーター像をイメージしておくと実現するための行動がおのずと浮かび上がってきます。



どんなイラストレーターになりたいと言われても、なかなか思い付かないよ



具体的に憧れているイラストレーターを思い浮かべてみるといいよ
きっとあなたにも、憧れているイラストレーターの1人や2人はいるのではないでしょうか。そうした人たちは、どのようにして今の地位を築き上げているのでしょうか。
まずはその人たちが成功した道筋を見てみてください。そして自分も、彼らのように成功するためにはどうするべきなのかを考えてみます。
憧れているイラストレーターたちが必ずしも再現性の高いやり方で今の立場を得られているとは限りません。しかし、彼らが心がけていることや彼らが行ってきたことを理解して、自分ならどれをやればいいのかといったことを考えてみることで成功の近道になる可能性はあると思います。
営業をしよう
営業をしましょう。



やっぱりそこにたどり着くのね



もちろん。
これまで営業をしてこなかった人は、まず営業をするようにしましょう。仕事が来ないと悩むのは、営業をしてみたその後です。



でも実際有名になったイラストレーターって、あんまり営業活動をしてないって聞くよ



イラストレーターで営業するって、なんか必死感があってダサくない?
もしかしたらこのように感じる方もいるかもしれませんね。
- 営業をするなんて、時代遅れだ
- 一流のイラストレーターは企業側が求めてこそのものだ
- SNSで有名にならなければ意味がない
一部のイラストレーターの中には、このように考えている人が少なくないと思います。
そんな方には私は一言しか言えません。



営業をする位ならイラストレーターにはならないと言う覚悟があるなら、営業は全然しなくてもいいと思う
この記事にやってきた人は全員が、仕事がないことを悩んでいるのではないでしょうか。
何度も言っている通り、実際に営業を全くせずにイラストレーターになった人は少なくありません。でも実際に仕事がないから悩んでいて、この記事にたどり着いたんだと思います。
営業をしない主義なのであれば、仕事が来なくても悩む必要は無いので。
厳しい事は言いましたが、SNSがあるからといって営業をしない人があまりにも多すぎると私は思います。
人通りの少ないその辺の道端でいきなり商品を広げて売っても誰も買ってもくれませんよね。その商品を必要としている人のところにアピールしに行かなければ誰も見向きもしない、と言うことを覚えておく必要があると思います。
効果的な発信をしよう
SNSなどをやるのであれば、効果的な発信を行いましょう。



効果的な発信ってどういうこと?



フォロワーが集まるように、ユーザーのニーズを意識した発信を行うと言うことだよ
まずはあなたがフォローしているイラストレーターのSNSの運用方法を確認してみてください。あなたはなぜ、そのイラストレーターをフォローしているのでしょうか。
- とにかくイラストが魅力的
- イラスト上達のTipsを教えてくれている
- イラストレーターになる方法をツイートしている
- イラスト業界の情報をツイートしている
このように、イラストのアカウントをひとつとっても、いくつもの運営の方法があることをがわかると思います。
あなたはどの方法でフォロワーを集めたいのか、ということをまずは考えてみてください。
イラストレーターとして仕事を得たいのであれば、最短はとにかく魅力的なイラストを投稿し続けることですよね。ただし、常日頃イラストを投稿し続けてフォロワーを集めるには、ずば抜けたイラストのクオリティが必要だと思います。



そんなことができていれば誰も悩まない
そこでおすすめしたいのが、いくつかのジャンルを掛け合わせることです。
魅力的なイラスト × イラスト上達のTips
イラストレーターになる方法 × イラスト業界の情報
このように、イラストだけではなく+ αの情報を一緒に発信することで、幅広い層のユーザにアピールすることが可能となります。
もちろん、イラストレーターになる方法をツイートしたりイラスト業界の情報をツイートしていても、自分の魅力的なイラストも関連性が高いためツイートして問題はありません。
何よりも重要なのは、読んでいるユーザーにとって有益になるような内容のツイートを増やすことです。そうしたツイートを行うことで、自然にユーザーが増えていきSNSも効果的に活用できるようになる可能性が高まります。
イラストを練習しよう
とにかくイラストをしっかり練習しましょう。
よほど自分のイラストに自信があると言う方以外、とにかくひたすらイラストを練習しまくりましょう。とどのつまりイラストは、魅力的であれば必ず商売になります。
イラストの仕事は、もちろん営業が少なかったり人の目に触れる機会が少ないなどのことで仕事にならないことも十分に考えられます。とはいえイラストの実力が高ければ必ず誰かが見つけてくれます。



結局のところそこがいちばん重要
ただし、魅力的なイラストと言うのは必ずしも上手いイラストとは限りません。へたくそなイラストでも魅力的だったりというものも十分にたくさんあります。
なので自分のイラストが実力不足だなと考えたとしても、あきらめないでください。ぜひ自分ならではの味を見極めてそれを売り込んでいきましょう。
仕事がないイラストレーターQ&Aに答えてみる
さてそれではここからは、仕事がないイラストレーターが持ちやすい質問についてひとつずつ詳しく解説していきますね。
本気で仕事が欲しいならできることはすべてやるべし
もしあなたがイラストレーターとして仕事がないことをに真剣に悩んでいて、本気で仕事が欲しいのであれば、仕事を得るための努力は最大限にする必要があると思います。
営業をする位だったら、イラストレーターにならない
このように決意しているのであれば、悩む必要はありません。無理して営業はしなくても良いのです。それで仕事が来なくても後悔することなどないはずです。
でも実際には、イラストの仕事が欲しい欲しいと焦ってはいるけれどもどうしたらいいのかわからない。営業は苦手で怖いからしたくない。と言う人が多いと思います。そういう人には一言。



営業をしましょう。イラストは売れます。
本気でイラストの仕事をしたいと思うのであれば、しっかりと営業をして成功体験を得る楽しさを感じてみてください。
ちなみに、イラストの売り込み方に関して最近すごく参考になる本を読んだから紹介しておきます。
そのものずばりタイトル通りの内容なのですが、この本では「いかに営業が大切か」ということが説明されています。
イラストの売り込みをビジネスと考えて、どのように企業にアプローチすべきかなどといった内容が詳しく解説されています。
私はいろいろと営業関係(イラスト関係なく)を読んだりしているのですが、そういったプロの営業マンのノウハウをうまくイラストビジネスに落とし込んだ内容になっていて、これは本当に一読の価値があると思います。



とってもおすすめです!!!
まとめ
以上この記事では、仕事がないイラストレーターの特徴を中心に以下の内容について詳しく解説してきました。
- 仕事がないイラストレーターの特徴6選
- 仕事がないイラストレーターがまずやるべきこと
- 仕事がないイラストレーターのQ&Aに答えてみる
- 事が欲しいならできる事は全てやるべし
この記事をお読みいただいたことで、イラストレーターとしてどのように活動するべきかお分かりいただければ幸いです。
がんばって仕事をとっていきましょう!