
「イラストレーターになりたい」って親にいったら「やめとけ」って言われた…



イラストレーター目指すのやめた方がいいのかな?
いざイラストレーターを目指したいと思うようになって周りにそれを言うと、「イラストレーターはやめとけ!」と言われることが多いです。



せっかく決心したにもかかわらず、周りの人にそのように言われてしまうと残念だし、不安な気持ちになるよね
そもそも「イラストレーターをやめとけ」と思われてしまう理由としては、以下の3つが挙げられます。
- イラストレーターは不安定だと思われている
- イラストレーターは絵が上手くないと慣れないと思われている
- 「世の中そんなに甘くない」と思う人が多い
これらの内容は必ずしも根拠のないものだとは限りません。実際イラストレーターは不安定な職業だし、絵が上手な人がイラストレーターになっていると言うのも事実です。
しかしその一方で、イラストレーターとして収入を得ること自体は世間で思われているほど難しくはない、というのは実感としてあります。
イラストレーターとして稼ぐことは無理ゲーではない



せっかくイラストレーターを目指そうと思っても、周りの否定によってすぐに諦めてしまうのはもったいない!
とはいえ、いきなりイラストレーターだけに的を絞って活動することにリスクがあるのは事実かもしれません。
現代では様々な働き方をできる環境が整ってきています。そのため、イラストレーターだけに職業を絞るのではなく、様々な仕事やスキルの1つとしてイラストレーターを視野に入れるのは戦略的に大ありなのです。



すぐにイラストだけにするのではなく、ほかの仕事をしながら実績を磨いて将来的にイラスト一本にするという方法がおすすめ!
そこでこの記事では、イラストレーターはやめとけと言われてしまう理由を中心に以下の内容について詳しく解説していきます。
- 「イラストレーターはやめとけ」と言われてしまう理由
- イラストレーターになるのは不可能ではない
- イラストレーターを目指すリスクを理解しよう
- 「イラストレーターはやめとけ」と言われたときに取るべき行動
- 副業で安定的に収入を得られるようになってから独立を考えよう
この記事をお読みいただくことでイラストレーターを目指したい方が、「イラストレータはやめておけ」と言われてしまったときにどうするべきかが理解できるとおもいます。
ぜひこの記事を参考に、今後の活動の糧にしていただければ幸いです。
ライターのプロフィール


「イラストレーターはやめとけ」と言われてしまう理由



そもそもどうして「イラストレーターはやめておけ」って言われなきゃならないの…?
この章ではそもそも前提として、なぜ「イラストレーターはやめておけ」と周りに言われてしまうのかその理由について追求していきます。
具体的には以下の3つが理由となることが多いです。
- イラストレーターは不安定だと思われている
- イラストレーターは絵が上手くないと慣れないと思われている
- 「世の中そんなに甘くない」と思う人が多い
それぞれについて詳しく解説していきます。
イラストレーターは不安定だと思われている
まず、イラストレーターは不安定だと思われていると言う点が挙げられます。



確かに一理はあるんだけど…
イラストレーターになりたいと言う人も含めてですが、ほとんどの人がイラストレーターという仕事を不安定だと思っているのではないでしょうか。
その背景には、イラストレーターはフリーランスで活動するものだと言う考え方があります。
実際にイラストレーターとして活動している人の多くは、フリーランスとして活動しています。とはいえ、イラストレーターの仕事はすべてか業務委託によるものとは限りません。
デザイン事務所やイラスト事務所に就職して、正社員としてイラストレーターをしている人もいますし、ゲーム業界でキャラデザインをしていたり、アニメ制作会社で働いていたりと幅広い働き方があります。
とはいえ、実際この記事を読んでいる人も多くは「フリーランスとしてのイラストレーター」をイメージされているでしょう。
その点においては、残念ながら実際に不安定であると言わざるを得ないかもしれません。
ただし正社員としてイラストレーターになるのであれば当然収入は安定します。



イラストレーターになりたい場合は、自分がどちらを目指したいかをまずははっきりさせておこう!
イラストレーターは絵が上手くないとなれないと思われている
イラストレーターは、大学などで特別に絵を勉強していたり、絵が上手い人でなければなれないと思われている面があります。
実際に、イラストレーターの中には美大を卒業している人が多いのは言うまでもありません。しかし、実際にイラストは美大などで勉強をしていなければなれないということはありません。



私も独学だけどイラストレーターになれたよ!
とはいえ、イラスト業界のことを知らない多くの人が、イラストレーターは絵の上手い限られた人しかなることができない、と思われているのは事実です。
「世の中そんなに甘くない」と思われている
「イラストレーターはやめておけ」と言う人が多くは、世の中そんなに甘くは無いと言う言葉とセットで使うことがあります。
確かに、イラストを描くことは多くの人が持つ「趣味」です。その「趣味」でお金を稼ぐなんて言うことができるはずはない、世の中はそんなに甘くない、という考え方が強いのでしょう。
こういう人はイラストレーターとして収入を得るようになるには、多大な努力と、勉強と、才能と、チャンスが必要だと思っているのです。



つまり多くの人が、イラストレーターになるのは特別なことだと思っているんだよね
実際には、そんなことはありません。オリジナリティの高いイラストを描ける人であれば、仕事を得ることはそれほど難しくないし、特別なことでもないのです。
これらに関しては、具体的には次章で解説していきますね。
イラストレーターになるのは不可能じゃない



そもそも、イラストレーターになるのは簡単とはいえないけど不可能ではないよ
イラストレーターになることを何か特別なことのように思う人が実際に多いのですが、イラストレーターになるのは特別なことでもないし不可能ではありません。
ここではイラストレーターになるのが難しいが不可能ではないと言う理由について以下の3点について詳しく解説していきます。
- イラストレーターとして仕事を得ること自体は難しくない
- 「イラストレーターは絵が上手い」とは限らない
- 根拠のない説得は聞く必要がない
イラストレーターとして仕事を得ることは難しくない
イラストレーターとして仕事を得ること自体は、それほど難しくはないと言うことがいえます。
イラストレーターとして活動するために必要な事は、しっかりとしたイラストを描き営業を行って仕事を取ることです。



それ以外にはありません!
美大で勉強した経験も、仕事をした実績もないのに仕事を取ることなんてできるのかな…と不安に思う人もいるかもしれませんが、実際出版業界は特に実績や美大での勉強などの経歴はあんまり見ることはありません。
見る企業もありますが、まったく見ない企業もけっこうあるのが現状です。
そうした企業はイラストレーターの絵しか見ません。絵を見て使えると思ったらすぐに発注する。それだけです。



実際私も初めのころは、企業の方に「初めてなんです」というと「へーそうなんですかー」なんて言われていたよ。全然気にしてないんだろうな
ある程度しっかりした(オリジナリティのある)イラストを書くことができて、営業も行えるのであればイラストレーターとして仕事を得る事は誰にでも十分に可能です。
問題があるとすれば、イラストレーターとして将来的に安定して仕事を得ることが難しいと言う点です。
後にも解説しますが、イラストレーターだけで会社員と同じ位の収入を続ける事は、確かに簡単ではないかもしれません。具体的には順を追って解説していきますね。
「イラストレーターは絵が上手い」とは限らない
これはとても重要なことなのですが、すべてのイラストレーターが絵がうまいとは限りません。



そんなことないでしょ



いや実際、イラストが下手な人でもイラストレーターとして食べている人がいるよ
イラストレーターになってみて時々私と感じている事ですが、イラストレーターとして仕事をいつ得るために最も重要な事は、イラストに個性があるかと言うことです。
私も、美大へ行くことなく独学でイラストを覚えました。



正直、美大に行って絵の勉強してきた人には画力の上ではかなわないとかではないかと悩んだ時期もあったよ
しかし実際には営業を始めて比較的早い段階で、仕事を得る事に成功しています。様々な編集者に話を聞いたところ、私のイラストのマンガ的な表現や、コミカルな表現が個性的で面白いと言う話でした。
普段いろいろなところでアーティスティックな絵を描いたり絵の上手いイラストを見る機会がありますよね。
しかし企業は時にそうした完成度の高いイラストではなく、個性が立っているようなイラストが欲しいと言うことがあるのです。
最も重要なのは、イラストレーターとしての個性やオリジナリティーがあるかどうか、ということです。
根拠のない説得は聞く必要がない
そもそも、「世の中そんなに甘くない」と言ったような根拠のない説得を聞く必要は全くありません。
世の中そんなに甘くは無いと言っている人の多くは、統計的にどのくらいイラストレーターを目指した人がどの程度失敗しているのか等をリサーチしているわけではありません。
そうした発言をする人のいう「世の中」がどういった市場のことを指しているのかも分かりませんし、「甘くはない」というのがどういった現象の事を言っているのかもよく解りませんよね。



つまり、意味不明です
具体的に何がどうまずいのかと言うことを伝えることもなく、なんとなく「世の中がそんなに甘くない」って言いたいだけかもしれません。
そういう人は、基本的には市場のことも戦略のことも何もわかっていないので原則的には無視してオッケーです。



ガッツリ成功して「世の中は甘い」って証明してやりましょう!
イラストレーターを目指すリスクを理解しよう
それではここからは具体的に、イラストレーターを目指すリスクについても理解していきましょう。



事業を始めるときにはリスクを想定しておくことは必要な手続きだよ!
イラストレーターを目指すことに対するリスクとしては以下の4点が挙げられます。
- 安定的に仕事を得るのは簡単ではない
- 実力不足に悩む可能性がある
- 自己管理が必須になる
- 将来設計の見通しが立たない
それぞれについて具体的に解説していきます。
安定的に仕事を得るのは簡単ではない
イラストレーターといっても様々な働き方があるとは言え、実際不安定になる可能性は高いと言う点は見逃せません。



なんだやっぱり不安定なんじゃん…



そりゃ安定しているかどうかと言われれば、不安定であるのは間違いないよね
もちろん正社員としてイラストレーターになることができれば、ある程度安定する事は可能です。
しかしイラストレーターとして経験がない場合だったり、フリーランスから正社員を目指すと言うことであれば、そもそも正社員のポストを狙うことも難しいかもしれません。
イラストレーターを目指すことには、収入面でのリスクがあると言う事は覚えておく必要があるでしょう。
実力不足に悩む可能性がある
収入以上にイラストレーターを目指す上で弊害になりやすいのが、実力不足で悩むと言う点が挙げられます。



イラストレーターは絵が上手くないくてもいいんじゃなかったの



でも実際に、自分の画力以上の案件が来ることもあってさ
イラストの受注はできたけれども、その仕事が難しくて悩んでしまうと言う事は往々にしてあるでしょう。
例えば私は以前、建築関係のイラストを制作する仕事を受けました。その仕事は建築関係のイラストなので、今まで書いたこともないような構造的なイラストのスキルを求められるものでもありました。
これまでそうしたイラストを描いてこなかったため、実際にはかなり苦労しました。



描けない事はないんだけど、描くのに時間がかかったり新しいスキルを身に付ける必要があってね
実力不足に悩むと言うほど深刻なものではありませんでしたが、やはりこのようにクライアントが求めるものを提供するのが難しかったり、最悪の場合できないといったこともあり得るかもしれません。
クライアント側はイラストを見る専門の人ではありません。そのため、ポートフォリオや過去のイラストを見たところで、イラストレーターが実際にのどれくらいの画力を持っているのかは実はわからないのです。
クライアントは大丈夫だと思っていても、実際は自分の実力を超えたスキルが求められている、といったこともあるのです。
そうした場合でも、クライアントが求めるものをイラストレーターは必ず提供しなければなりません。



イラストレーターとして活動をする上で、実はこの点は最もイラストレータを苦しめるものの1つかもしれない…
自己管理が必須になる
特にイラストレーターとして活動するためには、自己管理が必須となります。



自己管理、とは?



自分で仕事や生活の管理をしないといけないということだよ
フリーランスのイラストレーターの場合、会社員と違って朝何時から何時まで活動をすると言うことが決められているわけではありません。どのタイミングでどのように活動するかは全くの自由です。
自分で稼ぐための時間を確保すると言う事はとても自由で良いのですが、その一方で怠けようと思えば怠けられると言うのも事実です。
例えば昼まで寝ていて2時位から仕事を始め、やることがなければ一日中寝ているといったスケジュールも自由に組めてしまいます。
フリーランスで活動している場合は、やることがなくても仕事を見つけたり、営業したりイラストの練習をしたりといった努力をし続ける必要があります。
1人で自分を律してそのように活動していけない場合、継続するのが難しくなるかもしれません。
将来設計の見通しが立たない
先程の「不安定」と言う話にも通じるのですが、イラストレーターは将来設計の見通しが立たないと言う点でもリスクがあるといえます。
イラストレータは、安定して仕事を得ることが簡単ではありません。そのため、いつ頃までにどのぐらい稼げるようになるイラストレーターとして成長できるかは、やってみなければわからないのです。
会社員であれば、今の給料がどのくらいで3年後にはどれぐらい稼いでいて貯金はどのぐらいになるか、といった見通しが立てやすいものですよね。



フリーランスのイラストレーターの場合、どのタイミングでどのように仕事や収入を得られるようになるのかは全く未知数なんだよね
将来的に結婚を考えたり、子供を持ちたいと思ったり、老後のために貯金をしたいなと思っても、そうした将来設計の見通しを立てるのは簡単では無いのです。
「イラストレーターやめとけ」と言われたときに取るべき行動
「イラストレーターをやめとけ」と周りに言われてしまったときに、私たちはどのような行動を取るべきでしょうか。
ここでは実際にイラストレーターはやめとけと言われてしまった人がその後とるべき行動を、具体的に解説していきます。
自分が本当にイラストレーターになりたいのかを確認する
まずはそもそも自分が本当に、イラストレーターになりたいのかを今一度確認してみましょう。



イラストレーターはやめておけと言われたときに、あなたはどのように感じましたか?



そんな事は無い、自分は絶対にイラストレーターになれるはず!
このように感じた人は、あまりいないのではないでしょうか。
それは、絶対にイラストレーターになりたいと言う自信がある人が少ないのではなく、そのようにショックを受けた人だけが、Googleで検索をしてこのブログにたどり着いたのだと思うからです。
つまりあなた自身も、



イラストレーターはやめておいたほうがいいのかどうなのか…
と悩んでいると言うことだと思います。
そういった悩みを持つ事はもちろん悪いことではありませんし、自分の考えを理解する上ではむしろ良いことだと思います。
そこで改めて自分に聞いてみて欲しいのは、自分が本当にイラストレーターになりたいのかと言う確認です。
- イラストレーターになりたいと思ったきっかけは何でしょうか
- 自分はイラストレーターになれると思いますか
- 今の仕事から逃げたいためにイラストレーターになりたいと思っていませんか
- 就職活動をしたくないためにイラストレーターになりたいと思っていませんか



ずいぶん、手厳しいな
間違えのないよ言うに行っておきたいのですが、私は別に仕事や就職活動から逃げるためにイラストレーターを目指すことは悪いと思っていません。



私の場合もイラストレータになりたいというよりは、就職が嫌だからイラストレーターになったみたいなところはあるよ
問題は、そのことに自分自身が気づいているかどうかです。
自分がイラストレーターになりたい理由についてしっかりと理解をしていれば、それがどんな内容だったとしてもそう問題はありません。
なぜなら、イラストレーターを目指すと言う事は実際にそれほど簡単なことではないからです。何かから逃げたいという自分の気持ちに気付かずにこの道に入ってしまうと、必ずどこかで壁に突き当たってしまうでしょう。
「自分はなぜイラストレーターになりたいのか」「それでも自分はイラストレーターになりたいかどうか。」



この際「会社員として仕事をしたくないんだ!」と開き直ってしまおう!(私はそうだった)
これを十分に考えて行動を決めていく必要があるでしょう。
イラストレーターのリスクを十分に理解する
それでも絶対にイラストレーターになりたいと思ったのであれば、改めてイラストレーターになる場合のリスクを書き出してみましょう。



リスクが自分の将来に足かせになりそうだったら、あらかじめ対応策を練っておくのもおすすめ!
多くの人が誤解しがちなことですが、イラストレーターは何もイラストしか描いてはいけないと言う事はありません。



どういうこと?



いくつもの仕事を掛け持ちしながら、稼ぎ口のひとつとしてイラストの仕事をすると言う方法もあるよ!
私がお勧めしたいのはこの方法です。なぜならこの方法であれば、稼ぎ口がひとつに限定されないため圧倒的にリスク軽減が図れるためです。
例えば私の場合はブログ運営とWebライターと、そしてイラストレーターの3つの仕事をしています。
たとえば今運営しているこのブログが急にアクセスが激減してしまっても、Webライターとイラストレーターの仕事を増やせば収入を安定させることが可能です。
同じように、急にイラストレーターの仕事を取ることができなくなった場合でも、ブログとWebライターの仕事を増やせば、収入は安定的に見込めます。
イラストレーターを目指したいのであれば、闇雲にただ「やってやる!」と言う根性に任せるのではなく、実際どのようなリスクマネージメントを行って、収益を出していくのかを具体的に考えてみましょう。
もちろん、「思いついたらすぐに行動」と言う行動力は何よりも重要です。
考えすぎは良くないのは当然ですが、ある程度どういったリスクがあったのかということを準備してその上で「負けにくい戦略」を立てていくことをおすすめします。
「やめとけ」という人の説得を試みる
やめておけと言う人が周りにいるのであれば、まずは説得を試みてみましょう。
もしそれが友人や上司等のいわゆる他人であれば、「言っておけばいいじゃん」と突き放してしまっても問題ありません。
しかしそれが親や兄妹、またはとても信頼をしている人であったら、その人の意見を振り切ってまでイラストレーターの道を進むのは簡単ではありませんよね。



そうした人の意見を無碍にせず、理解を得た上で活動を開始したいと思うのは当然です。
まずは、こうした人たちの説得を試みてみようではありませんか。
まずは根拠を聞こう
イラストレーターなんかやめとけと言われたら、喧嘩腰ではなく冷静にまずはその人にその根拠を聞いてみましょう。
根拠を聞いてみて「イラストレーターは絵の勉強をしてきた人しかなれないんだよ」と言う人がいるのであれば、上でも書いた通りそうとは限らないと言うことを教えてあげましょう。
また、「イラストレーターは不安定だからやめておけ」と言うのであれば、具体的に自分はどのような形を持って収入を得るつもりなのかを伝えてみてはいかがでしょうか。
もちろんイラストレーターを目指すことに「絶対」と言う事はありません。いくらこういった戦略を考えているといってもその通りになるものではありませんし、絶対に失敗しないとは言えません。
しかしまずはそうした人たちの根拠を聞いてみないことには、どうしてイラストレーターになるのはやめておいた方が良いと思っているのかは理解できないのです。
双方納得できる着地点を探る
イラストレーターをやめておけと言う根拠を聞いたら、後は双方納得できる着地点を探ってみましょう。
例えばあなたが仕事を辞めてイラストレーターとして活動を始めたい、と考えている場合。仕事を辞めるリスクを考えると、まだ活動を始めてもいないのに仕事を辞めるのは時期尚早かもしれません。
解決策としては仕事を続けながら、副業としてイラストレーターの受注を取ってみると言う方法もあります。



イラストレーターの仕事は副業ではやっていけないと言う事はありませんし、最初は十分に副業で活動が可能です
副業としてイラストの受注を始め、ある程度軌道に乗ってきたら仕事を辞めると言う方法であれば反対している人も納得してくれるかもしれません。
またもしこれから就職活動をする人が、フリーランスのイラストレーターになりたいと考えている場合。この場合は最初はデザイン事務所やイラスト事務所などに就職してイラストデイズやデザインの仕事をしてみたほうがいいかもしれません。
実際多くのイラストレーターは未経験からではなく、デザイン事務所やイラスト事務所に所属していて十分に経験がある上でやがてドイツ独立していくと言う方法が一般的です。



その方法を取るのであれば、反対している人も説得しやすいかもよ
このように「イラストレーターはやめておけ」と言う人を説得するためには、双方が納得できる着地点を探っていく必要があるのです。
話が通じないようなら無視してもよい
説得を試みたにもかかわらず全く話が通じないようであれば、たとえ親や家族など信頼している人であっても無視して問題ないと思います。
そもそも絵を描く仕事自体を否定しているような人の場合は、後からいくら説得しようとしても納得してくれる事はないでしょう。
例えば親がそういう考え方を持っている場合、副業としてイラストの仕事していくら軌道に乗っていたとしても、イラストレーターとして独立をすることを許してくれるとは思えません。
またデザイン事務所やイラスト事務所に入社し実績を上げても、フリーランスとして独立する事はやはり否定される可能性が十分にあります。



その場合はどのように説得を試みてもおおむね無駄だろうな
重要なのは実際あなたがどのように思っていて、どうしたいのかです。反対されていてもそれでもイラストレーターを目指したいと言うのであれば、やっぱりそれはやるべきなのです。
オリジナリティを見出す
「イラストレーターはやめておけ」と言われてもイラストレーターを目指したい人は、自分にしかないオリジナリティーを見出していきましょう。



そんなこと言ってもどうやってオリジナリティーなんて出せばいいんだよ…



いろんな人に見せて感想を聞くのがおすすめだよ!
友人や家族に見せて意見を取るのも良いのですが、最もオススメな方法は企業に持ち込んで編集者に見てもらうことです。



えっ…編集者に見てもらうなんてことできるの??



もちろんできるよ!
イラストの営業のつもりでまずはポートフォリオを作り、それを出版社に持ち込んで編集者に見てもらっていましょう。
慣れないうちは不安かもしれませんが、編集者の方は必ず有意義なアドバイスをくれます。



私の場合も持ち込みをしたことで、自分のイラストに対する姿勢やポートフォリオの作り方などを基礎的な部分を教えてもらったよ!
すべての編集者が好意的な方対応をしてくれるとは限りませんが、多くの場合時間をかけて丁寧にアドバイスをしてくれます。



もちろん、機会があれば仕事にもつながります!
出版社の人たちは、言うならば出版物のプロです。
こうした人たちが見たときにどういった絵柄が良いのか、どういう風にオリジナリティーを見出してどこを伸ばしていけば良いのかを聞くことで、イラストのクオリティーは飛躍的に伸びるでしょう。
イラストレーターの営業先の探し方やアプローチの仕方など、詳しい内容は「イラストレーターの営業方法を完全解説!営業先探しや営業メールも攻略」でも解説していますので参考にしてみてください!
イラストレーターを目指しながらリスクを軽減する方法を探す
イラストレーターを目指す場合には、なるべくリスクを軽減する方法を探しながら活動することをおすすめします。
先ほども書きましたが、イラストレーターといっても何もイラストレーターイラストの仕事だけしなければいけないと言う事はありません。
今の時代は、一口にイラストレーターといっても様々な仕事があります。そして様々な仕事の形態もあります。



将来的に自分がどのように働いていきたいのかを見据えながら、できることを幅広く行うことをが有効!
具体的には、以下の3つの行動から始めてみてはいかがでしょうか。
- 副業から初めて見る
- SNSで発信してみる
- ブログを開設する
それぞれについて具体的に解説していきます。
副業から始めてみる
先ほども解説した通りイラストレーターとして独立したい場合でも、まずは副業から始めてみてはいかがでしょうか。
イラストの仕事は、たとえたくさん営業をしたとしてもすぐに仕事がたくさんファーが来るとは限りません。むしろ元は少しずつ仕事をとっていくというのが実情です。
仕事の形態にもよりますが、多くの場合は本業をしながら副業で活動することも十分可能でしょう。



でもイラストって締め切りがめちゃめちゃ厳しいようなイメージがあるんだけど



広告業界はそうかもしれないね
イラストの仕事が主なステージとして、出版業界と広告業界と言う2つの業界が挙げられます。
私はどちらも仕事をしていたことがありますが、締め切りが特に厳しく作業の時間が取れないのは圧倒的に広告業界です。
広告の仕事の場合は、完成までの時間が短く設定されていることもあり、本業をしながら副業で行うことが場合によっては難しいこともあるかもしれません。
一方出版社の場合は、もともと納期がそれほど厳しく設定されていないことも多かったり、雑誌社の場合はあらかじめ締め切りがルーティン化されていることが多いため、急にイラストの仕事が入るということが広告業界よりは少ないです。(もちろんゼロではありません)
例えば雑誌をのカットを依頼される場合、「ラフ1週間、本番1週間」などある程度ゆとりのある締め切りを設定してくれることが多いように感じます。



だから本業をしながらでも、出版の仕事であれば副業できると思うんだよね!
まずは副業から仕事を取ることを始めて、作業が追いつかなくなることを受注ができるようになってきたら、独立を考えてみると言う方法はおすすめです。
イラストの副業について詳しくは、「【完全解説】イラスト副業で稼ぐ方法10選!月5万稼ぐために必要な事とは」でも解説していますので参考にしてみてください。


SNSで発信してみる
自分のイラストを用いてSNSで発信発信してみることもおすすめです。



これはすでにやっている人もいるかもね!
SNSは自分の作品を公開できる、有益なプラットフォームです。
InstagramやTwitterに自分のイラストオリジナルイラストを公開し、フォロワーを集めることで営業をしなくても仕事につなげることも可能です。
またイラストレーターを目指している人とつながることができるため、情報交換をしたりコラボ企画のチャンスが巡ってきたりするかもしれません。
イラストとSNSは親和性が高くリスクは少ないため、やはりおすすめの方法と言えるでしょう。



私も最近になって力を入れ始めたよ!良かったらぜひのぞいてみてね
ブログを開設する
この「なりたいブログ」と同じように、イラストを扱ったブログを開設してアピールする事はとてもおすすめの方法です。
ブログを開設するお勧めの理由としては、以下のことが挙げられます。
- 低いリスクで稼げる
- ブログをポートフォリオとして活用できる
- Web集客のノウハウを得られる
- ライティングスキルが身につく
- スキマ時間で続けられる
ブログはイラストの広報としてはもちろんのこと、ライティングの技術が高まったり集客に関する知見が高まるなど様々なメリットがあります。
特にマーケティングに関する視点においては、今後イラストレーターとして活動していくために必ず役に立つスキルです。またブログに広告を貼ることで、広告収入を得ることも可能となります。
ブログを開設する初期費用自体が非常に低いため、ブログを開設することのリスクはかなり低いと言えます。



そのためこの「なりたいブログ」では、イラストレーターのブログ開設を強くおすすめしています!
イラストブログの作り方や収益化に関して、詳しくは「イラストブログで作品を公開して稼げるのか?作り方と収益化を解説」でも解説していますので参考にしてみてください!


副業で安定的に収入を得られるようになってから独立を考えよう
こうした活動を続けていき安定的に副業として収入を得られるようになってから、折を見て独立を考えてみましょう。
ここまで解説した通り、イラストレーターになる事は全く不可能ではありません。しかし実際、イラストレーターになることにリスクが伴うのも間違いありません。
どのような立場であっても、イラストレーターとして既にある程度の経験や実績がある人以外が、いきなり仕事をやめたり就職活動を行わずフリーランスとイラストレーターを目指すこと自体は、あまりおすすめできません。



無駄なリスクを背負うことになるからだよ
イラストレーターを止めておけとは私は全く思いませんが、不必要なリスクを取る必要はないと思っています。
まずは仕事をしながらでもできる活動をしてオリジナリティーを追求し、ある程度実際に収入を得られるようになってから、独立やー改めてイラスト業界の就職を考えてみましょう。
具体的にイラストレーターになる方法については、「イラストレーターになるには?求人の探し方や必要なスキルも解説!」でも詳しく解説していますので参考にしてみてください。


まとめ
以上この記事ではイラストレーターはやめておけと言われる理由など以下の内容を詳しく解説してきました。
- 「イラストレーターはやめとけ」と言われてしまう理由
- イラストレーターになるのは不可能ではない
- イラストレーターを目指すリスクを理解しよう
- 「イラストレーターはやめとけ」と言われたときに取るべき行動
- 副業で安定的に収入を得られるようになってから独立を考えよう
ぜひこの記事を参考に、イラストレーターになるための活動を始めてみていただければ幸いです。