イラストレーターになるには?求人の探し方や必要なスキルも解説!

なりたし

結局、早い話どうやったらイラストレーターになれるの?

「将来、イラストレーターになりたいけどどうしたらいいのかわからない」という人は多いのではないでしょうか? 結論から言うと、イラストレーターになるには主に3つの方法があります。

  1. イラスト事務所やデザイン事務所に就職する
  2. 企業で経験を積んでから独立する
  3. 未経験からフリーランスイラストレーターになる
mayu

私はこの中では「③独学でフリーランスイラストレーター」になったクチです

日本のイラストレーターの多くが、「フリーランス(個人事業主)」のイラストレーターとして活動しています。

もちろん、イラスト事務所やデザイン事務所などに就職して会社専属のイラストレーターになることもありますが、フリーランスとして活動している人が多いのが実情です。

要するに、イラストレーターになるためには「この道!」というものが定められていないということです。

イラストレーターになるための資格もないし、大学に行かなければいけないわけでもなく、修行を積んだのちにイラストレーターになる、とも限りません。

mayu

イラストレーターになる方法は三者三葉。自分で「これ!」という道を探していくしかないのです

この記事では、イラストレーターになる3つの方法を中心に、以下の内容を詳しく解説していきます。

  • そもそもイラストレーターの仕事とは
  • イラストレーターになる3つの方法
  • イラストレーターの求人の探し方
  • イラストを学ぶ方法
  • イラストレーターになるために身に着けたいスキル
  • イラストレーターになるために必要なツール

ぜひこの記事を読んで、イラストレーターになるための参考にしていただければ幸いです!

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Profile イラストレーター・ライター 【】 長年フリーターとして生計を立てながら、2016年ころから雑記ブログの運営を開始。 SEOを独学で学びつつ、2019年ころにフリーライター...
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イラストレーターになるための3つの方法

さて、さっそく具体的にどうやってイラストレーターになるのかを解説していきますね。

冒頭でも解説した通り、イラストレーターになるのに決まった道はありません。ただしおおむね以下の3つの方法に分けられます。

  1. イラスト事務所やデザイン事務所に就職する
  2. 企業で経験を積んでから独立する
  3. 未経験からフリーランスになる

この中で、もっともイラストレーターとしての成功に近いのは「②企業で経験を積んでから独立する」という方法です。

mayu

もしもこれを読んでいる人が学生さんであれば、まずは企業に就職してから独立を目指すのを強くおすすめするよ!

それぞれについて詳しく解説していきますね。

イラスト事務所やデザイン事務所に就職する

文字通り、イラスト事務所やデザイン事務所に就職してイラストレーターになる方法です。

第一章でも解説した通り、イラストレーターとして企業に就職することは収入の安定という面では大きなメリットがあります。

デメリットとしては自由な仕事ができないという点。時には、自分の個性を押し殺して仕事をする必要もあるかもしれません。

また、いくら仕事をこなしても固定給の場合は収入に反映されない、ということも考えられます。

なりたし

えー、じゃああんまり微妙じゃない?

mayu

そんなことないよ!
様々な面で見たらやっぱり、「まずは就職」がおすすめ!

このあたりについては次章でもう少し詳しく解説します。

企業で経験を積んでから独立する

二つ目に紹介するのは、企業で経験を積んでから独立する方法です。

mayu

可能であれば一番おすすめの方法です!

もし将来的にフリーランスのイラストレーターになりたい場合でも、まずはイラスト事務所やデザイン事務所に就職または転職して経験を積んだ方が有利です。

なぜなら、企業でこなしてきた仕事がそのままポートフォリオとして活用できるからです。

ポートフォリオとは?

ポートフォリオとは、自分が今までどんな仕事をしてきたのかなどを売り込み先にアピールするための作品集のことです。フリーランスとして営業をする際に必ず作成します。

私は未経験からイラストレーターになったので言えるのですが、まったくの実績がないところから「まず仕事を一つ得る」ということはとても大変です。

その点、もしどんな企業であってもすでにイラストレーターとしての実績があってアピールできるのであれば、それは大変な戦力となります。

企業側からしても、イラストの魅力以前にまったくイラストレーターとしての実績がない新人よりも、企業でイラストレーターとして実績を持っている人と仕事をしたいというもの。

中には、「実績がない」というだけで売込みのチャンスをもらえない場合すらあるのです。

mayu

「就職すべきかどうか」で悩んでいる人がいたら、可能であれば就職した方がいいよ!

未経験からフリーランスになる

最後に紹介したいのが、独学でイラストを学んでフリーランスになる方法です。

何度も解説しているように、イラストレータになるのに決まった道は存在しません。なので、まったくイラストと関係のない仕事をしている人でもイラストレーターになることは可能です。

mayu

私も、まったくの未経験からイラストレーターになりました

イラストレーターは完全に実力主義の社会です。もちろん、ある程度実績がある方が仕事を得やすいということはありますが、イラストに魅力があれば経験不問なことも事実です。

とはいえ、まったくの未経験からイラストレーターになる場合にはそれなりの努力と粘り強さが必要です。

「使いたい!」と思わせられるようなオリジナリティのあるイラストであるだけでなく、営業力も必須です。仕事を得るには運も左右します。

イラストだけで食べていけるようになるには、かなり時間がかかることも理解する必要があります。

そのため、もしも企業に入社してからイラストレーターになれる環境にある人はその方が近道です。そのような環境にない場合でもイラストレーターになることは可能ですが、粘り強く営業をする必要があります。

未経験からフリーランスになる方法に関しては、「未経験からイラストレーターになる方法!求人の探し方や必要なスキルも」を参考にしてみてください。

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イラストレーターの求人の探し方

なりたし

イラストレーターの求人てどうやって探す?

ここからは、実際にイラストレーターになりたい人がどうやって求人を探すのかを解説していきます。

イラストレーターの求人の探し方は以下の3つの方法があります。

  • 就職サイトや転職エージェントに登録する
  • 求人サイトで検索する
  • 自力で営業する【フリーランス向け】

一つずつ解説していきます。

就職サイトや転職エージェントに登録する

まずは、就職情報サイトや転職サイトに登録してイラストレーターの求人を探してみましょう。

イラストレーターの求人はそれほど多くはありません。自力で求人を探すのは簡単ではないため、転職や就職エージェントに相談できるのであればそれが一番です。

新卒の方であれば、国内でも屈指の転職サイトdodaが運営している新卒向けアプリ「オファーが届く就活アプリ-dodaキャンパス-新卒就活アプリ」がおすすめです。

dodaキャンパスはオファー型の終活サービス。SNS感覚で利用できる、今までにない就活アプリで、生活の延長として利用できるのが魅力です。

転職活動を行う場合や、やはり業界最大手のリクルートエージェントがおすすめです。

リクルートエージェントは未公開求人も合わせるとなんと24万件もの求人を保有しています。登録すると自分専属の担当エージェントが付き、それらの求人の中から自分に合った求人を紹介してくれるというサービスです。

イラストの求人はそれほど多くないだけに、保有する求人数が多いリクルートエージェントで一度相談してみることはおすすめです。非公開求人もあるため、思わぬ仕事を見つけられるかもしれません。

mayu

就職サイトや転職エージェントは、実際に就職活動をしなくても今の自分の社会的な評価が分かるのでおすすめだよ!

求人サイトで検索する

エージェントへの相談のほかにIndeedなどの求人サイトで検索することもおすすめです。Indeedは掲載されている求人数がかなり多く、イラストレーターの求人も少なくありません。

また、業務形態も正社員から業務委託まで様々です。

まずは自分の希望を検索してみてはいかがでしょうか?

mayu

Indeedは私もよく仕事探しに使うよ!

自力で営業する【フリーランス向け】

「就職なんかしない!営業してイラストレーターになるんだ!」という人は、ポートフォリオを作って出版社などに営業をかけ、自力で仕事をつかみ取りましょう。

自力で営業する方法でも、ちゃんと根気よく活動すれば仕事につながるチャンスは十分にあります。

mayu

未経験からイラストレーターになった私が言うんだから、間違いない!

未経験から自力でイラストレーターになる場合には、以下の流れで活動します。

STEP
ポートフォリオを作成する

自分の作品を企業に見せるためのポートフォリオを作成します。

ポートフォリオの作り方に関して、詳しくは「イラストのポートフォリオの作り方!未経験者でも仕事が取れるコツも解説」を参考にしてみてください。

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STEP
営業先リストを作成する

書店やインターネットを利用して、営業したい企業のリストを作ります。

STEP
電話やメール、持ち込みなどで営業する

なるべく電話や持ち込みでの営業が効果的です。

STEP
仕事の受注

自分の絵を気に入ってくれた企業があればオファーがあります。

なりたし

こんなにうまくいくかなあ…

mayu

可能性は十分にあるよ!
私の場合は営業活動を始めて1カ月くらいで初めての仕事をもらったよ

私の場合は営業先リストに、出版社や映像プロダクション、広告代理店など150社をリストアップ。できるだけ電話か持ち込み営業をかけて、一月後にまずは1社から仕事を受注しました。

その営業の中からはその他3~4社から仕事をもらい、途切れたらポートフォリオを更新してまたアプローチする、という方法を繰り返して仕事を得ています。

フリーランスの営業方法に関して詳しくは、「イラストレーターの営業方法を完全解説!営業先探しや営業メールも攻略」でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

なりたいブログ
404: ページが見つかりませんでした | なりたいブログ イラストレーターやWebライター、ブロガーとしてフリーランスや副業で働くためのノウハウを紹介しています。

そもそもイラストレーターの仕事とは

ここからは、そもそもイラストレーターがどういう仕事をするのかを解説していきますね。

なりたし

イラストレーターって言っても、実はどんな感じで仕事知るのか知らないんだよね

イラストレーターの仕事内容

イラストレーターは、雑誌や広告などさまざま媒体に向けてイラストを描くクリエイターのことです。

具体的には、以下のような媒体に活躍の場があります。

  • 雑誌や書籍など出版業界
  • 広告業界
  • テレビ業界
  • ゲーム業界
  • Webメディア など

これらの中で、活動の機会が最も多いのは雑誌や書籍などの出版業界です。イラストレーターは出版社から依頼を受けてイラストを制作し、それが出版物に掲載されて報酬を得ます。

イラストレーターはこのように、媒体を持つ企業から依頼を受けてイラストを制作することが仕事です。

イラストレーターの仕事の流れ

ここではイラストレーターの仕事の流れをざっくり解説していきます。

イラストレーターの仕事の流れは業界によって違う場合もありますが、いったんは出版業界を例に紹介していきますね。

STEP
イラストの受注

企業側から「○○のイラストを描いてください」といった依頼が来ます。

mayu

駆け出しの場合は、営業をした先から依頼が来ることが一般的です

STEP
ラフを制作

イラストのラフを制作します。

ラフとは、イラストを完成させる前に大体のイメージを依頼主に伝えるための下書きのようなもの。一般的にはラフはモノクロで書くことが多いです。

ラフの例

STEP
フィードバックをもらう

「ここをもう少しこうしてください」といった修正の指示があれば修正して再度提出します。

STEP
清書を行って納品

ラフが通ったら清書をして納品します。

完成版の例

参考:「給与明細から読み解くお金のしくみ」より

STEP
出版・入金

無事、イラストが掲載されている書籍などが出版されたら入金されます。

出版物の場合は出版されて翌月など(場合による)が多いですが、広告業界の場合は納品してから翌月などに入金されることもあります。

mayu

業界にもよるけど、大体こんな感じで進んでいくよ!

イラストレーターの業務形態

冒頭でも話題に上がっていましたが、イラストレーターの業務形態は「正社員など企業に所属する」「フリーランス」の2つのパターンに分けられます。

メリットデメリット
企業に所属収入が安定する自由な仕事ができない
仕事のジャンルが狭まる可能性がある
フリーランス収入が不安定自由に仕事ができる
仕事を選べる
青天井に収入を増やせることも

企業に所属する場合は一般的な会社員と同じで給料制になることが多いです。そのため収入が安定するというが大きなメリットとなります。

ただし、基本的には所属する会社から割り振られた仕事以外はできないのがデメリットです。仕事のジャンルが狭まってしまう可能性もあるでしょう。

その点、フリーランスは自分で自由に仕事を選べる点が最も大きなメリットです。実力をつけていけば、収入を青天井に増やしていくことも可能です。

その一方で、フリーランスは収入が不安定な点が最も大きなデメリットといえます。

フリーランスはあくまでも自分で仕事を取るしかありません。仕事の依頼がなければその分収入は減る一方。

mayu

収入を安定させたいんだったら正社員になった方がいいかもね…

イラストレーターの年収

なりたし

ちなみに…ぶっちゃけイラストレーターの年収ってどれくらいなの?

mayu

業務形態などによって異なるから何とも言えないけど…

フリーランスの場合はそれこそ年収50万~数千万などということもあるので何とも言えませんので、ここではいったん正社員・契約社員として働いた場合のイラストレーターの年収を見てみましょう。

マイナビAGENTが発表しているイラストレーターの平均年収のデータで紹介しますね。

20代30代
全体314万円395万円
男性323万円452万円
女性312万円356万円

このような感じです。20代30代のそのほかの全職種の平均年収が3~400万円と言われているので、若干少ないくらいですね。

極端に平均より低い、ということはなさそうです。

イラストレーターに向いている人

なりたし

イラストレーターに向いている人ってどんな人?

ここからは、イラストレーターに向いている人ってどんな人なのか、解説していきますね。

オリジナリティの高いイラストを描ける

オリジナリティの高いイラストを描ける人はイラストレーターに向いています。

mayu

一目見たときに「おっ!」って思わせる絵を描ける人は強いよ

例えばすごく上手な絵を描く人がいたとしても、イラストに個性がないと企業の人の目に留まりにくくなります。自分だけのスタイルや味がある絵というのは、企業の人も一回見ただけで忘れません。

そういう「印象的な絵」=「オリジナリティの高いイラスト」が描ける人はイラストレーターに向いています。

なりたし

そんなこと言っても…自分の絵にはオリジナリティなんてないよ…

mayu

大丈夫!オリジナリティは自分でつけることも可能です

イラストは練習したり様々なイラストや絵を見て勉強することで、オリジナリティを身に着けることもできますので安心してください。

ここでいうのは、「もともとオリジナリティが高い人は有利だよ」という話。オリジナリティがなかったら自分で見出していけばいいだけのことです。

コミュニケーション能力が高い

コミュニケーション能力が高い人はイラストレーターに向いています。

なりたし

えっイラストレーターなのにそんなこと関係あるの?

という人もいるかもしれませんが、イラストレーターこそコミュニケーション能力は高い方がいいです。

mayu

特にフリーランスになる場合はコミュニケーション能力は必須スキルといってもいいね!

フリーランスで仕事をする場合には、自分のイラストを企業に売り込む必要があります。そしていざ仕事を得た場合には担当の方とコミュニケーションをとって作品を完成させる必要があるのです。

担当者とやり取りをする場合、「一体この人は何を求めているのか?」「どういう絵を描いてほしいのかな?」といったことをくみ取る必要があります。

そして、それが分からなかった場合には確認したり、場合によってはより良い提案を行う必要があるのです。

コミュニケーション能力が高い人は企業の方の信頼が得やすいため、イラストレーターとして活動する場合にも有利に働くということです。

mayu

ただし、これに関してもある程度は慣れと練習で身につくものです

打たれ強い人

「打たれ強い人」はイラストレーターに向いています。ここでの話は、フリーランスの場合です。

なりたし

打たれ強い人って…関係ある?

mayu

大アリです!!!

イラストレーターとして活動していると、様々なことが起こります…。

そもそもまず、仕事を得るために営業しますが、基本的にすべて無視。全スルーが当たり前です。持ち込み先の担当者にぞんざいに扱われることもあるでしょう(まあぶっちゃけあんまりないけど、たまーには)。

いざ仕事を得たとしても、全然やる気のない編集者に当たってしまって「この人何がしたいんだ…」と思うこともあるでしょうし、自分の実力のなさにがっかりすることもあります。

そういういろいろな困難を乗り越えていかないと、イラストレーターとして活動していくのは難しいです。

mayu

「打たれ強い」「ポジティブ」こんな性格を持っているだけで、前提としてイラストレーターに向いていると思いますよ

とまあ、ちょっと怖がらせるようなことは言いましたけど、私の場合は基本的に一緒に仕事をした人で変な人は今のところいないので、そこまで怖がらなくても大丈夫だとは思います(笑)。

ただ、フリーで働いているといろいろとメンタルに答えるシーンが多いのは事実です。そして、フリーランスの場合は「諦める」という選択肢と常に隣り合わせな点が難しいところだと私は思います。

mayu

「もうしんどいし、不安定だし、ふつうに働きに出た方がいいよなー」と思ってしまうこともあるかも

そんな時にはポジティブな気持ちをもって「ま、何とかなるっしょ」という気持ちで続けていける人は有利ということです。

イラストを学ぶ方法

mayu

この章では、イラストを学ぶ方法を解説していくよ

イラストレーターになるために必要なこと。それは結局のところ1にも10にも「魅力的なイラストが描けること」です。イラストを学ぶには様々な方法がありますが、ここでは以下の内容を解説していきます。

  • 美術大学で学ぶ
  • スクールや専門学校で学ぶ
  • 独学で練習する

それぞれについて詳しく解説していきます。

mayu

ちなみに、私は独学で練習してイラストレーターになったよ

美術大学や専門学校で学ぶ

まずは、美術大学で学ぶ方法についてメリット・デメリットを解説します。

メリットデメリット
絵を描く技術を基礎から学べる
絵を描く環境にどっぷり浸れる
就職しやすい
仲間を作りやすい
お金と時間がかかる

美術大学や専門学校で学ぶメリット

まずは、美術大学や専門学校で絵を学ぶ方法です。10代など若いころから将来はイラストレーターになりたいという人であれば、美大や専門学校に進む方法を考える人も多いのではないでしょうか?

美大や専門学校で学ぶ場合のメリットは、何と言っても絵を描く技術を基礎から学べる事。デッサンを学んだり様々な技法や画材で絵を描く技術を学べるのは大きな魅力ですよね。

また、若いころに一時期でもどっぷり絵を描く環境に浸れるのはとても大きいことです。社会人になるとどうしても仕事に時間を割く必要が出てきて、絵ばかりを描く環境に身を置くことは困難です。

美大や専門学校で専門的に絵を学ぶと、独学で学ぶよりも就職しやすいことも明白です。

同じ志を持っている仲間が作れることも、若いころには大きな力になるでしょう。

mayu

私も大学に行けばよかった…って何度も後悔したことがあったよ

これを読んでいる方が進路を悩んでいて、もしも絵を学びたいなら学んだ方がいいと思います。私は後から自分でイラストの勉強をしましたがすごく大変でした。

美術大学や専門学校で学ぶデメリット

美大や専門学校で学ぶデメリットとしては、時間とお金がかかること。これにつきます。

最低でも2~4年ほどは絵を描くことに集中することになるので、もちろんフルタイムの仕事をしながら通うことはできません。

同じく、美大や専門学校は私立の場合は学費が高いのも見逃せません。

大学の区分初年度合計(入学金+授業料など)
国公立美術大学約80~100万円
私立美術大学約130~170万円
専門学校約130~170万円

かなりの出費になってしまうため、どうするべきかは慎重な判断が必要ですね。

スクールや通信教育で学ぶ

イラストのスクールや通信教育で学ぶ場合のメリットとデメリットも見ておきましょう。

メリットデメリット
美大や専門学校よりも学費が安い
時間を取られないので仕事をしながらでも学べる
勉強できるイラストの範囲が狭い

スクールや通信教育のメリット

スクールや通信教育のメリットとしては、美大や専門学校に比べて学費が安いことが挙げられます。学校にもよりますが、十数万~という場合も少なくありません。

また、全日制の美大や専門学校に比べてスクールの場合は夜間や週末を選べたり、通信教育等で時間の拘束が少ないことも多いです。そのため、フルタイムで仕事をしながらでも学べるのが大きなメリットといえます。

スクールや通信教育のデメリット

スクールや通信教育のデメリットとしては、勉強できるイラストの範囲が狭いことが挙げられます。

スクールや通信教育の場合はゲームや漫画向けのイラストが多いため、そうでないタッチのイラストを学びたい人に適したスクールを探すことは簡単ではないかもしれません。

美大や専門学校の場合は学部はあれど幅広く技術やタッチなどを学びますので、絵そのものの実力を付けたいのであればやはり美大や専門学校の方がいいかもしれません。

ゲームや漫画向けのイラストを学びたいのであれば、スクールや通信教育で学びの場が多いので検討をおすすめします。

独学で練習する

最後に紹介するのが独学でイラストを練習する方法です。

メリットデメリット
お金がかからない努力と運が必要

独学で練習するメリットはお金がかからない事。ただただお金がかからない事だけです。

一方デメリットは「努力と運が必要」ということ。

なりたし

とってもシンプルだね…

mayu

シンプルですが、ただただこれに尽きるよ…

私は結果的にはお金をかけずにイラストレーターになれたので、結果オーライかなとは思っています。ただ、イラストをモノにするまでには10年以上かかっちゃいました。

mayu

10年ずっと練習していたわけじゃなくて、描いたり描かなかったりを繰り返していた感じだけど

私の場合は今の生活に満足しているから、結果から逆算すると美大に行かなくてよかったと思いますが、一般的にはやっぱり学べる環境があれば美大とかで学んだ方がいいと思います。

mayu

学費を払うのが大変だったり、すでに社会人の方などの場合は学びなおさなくても根性出せば独学でも行けるよ、て感じ!

イラストレーターになるために身に着けたいスキル

それではここからは、イラストレーターになりたい人が身に着けておくべきスキルを紹介していきます。

mayu

ここで紹介するのはイラスト以外のスキルです!

具体的には以下の3つを紹介します。

  • デザインソフトのスキル
  • コミュニケーションスキル
  • SNSの活用スキル

それぞれ、詳しく解説していきますね。

デザインソフトのスキル

mayu

Adobe Photoshopなどのデザインスキルは必須です!

イラストレーターとして活動していくにあたって、特にAdobe PhotoshopとAdobe Illustratorなどのデザインソフトのスキルは今や必須といってもいいでしょう。

なりたし

え~、アナログじゃダメなの?

今でもアナログで絵を描いている人はいると思いますが、これからイラストレーターとして活動する場合はアナログだけではかなり不利になります。

理由としては、そもそも納品がデジタルになることが一般的だからです。

通常、イラストは制作から納品まですべてデジタルで行います。

第一章でも解説した通り「ラフ作成→本番作成→修正→納品」この流れがすべてデジタルで行われるわけです。

デジタルのイラストは修正も簡単ですぐに可能ですが、アナログだとそうはいきませんよね。また、アナログの場合は急にサイズの変更など変更点があった場合も対応が難しいという事実があります。

もしも今まだAdobeのデザインソフトを導入していない場合は導入を強くおすすめします。

Adobeのデザインソフトに関して詳しくは次の章「イラストレーターになるために必要なツール」で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

コミュニケーションスキル

第1章でも解説しましたが、イラストレーターになりたい方にはぜひコミュニケーションスキルを身に着けてほしいな、と思います。

コミュニケーションスキルを持っているかどうかは、イラストレーターとして仕事を得ていくうえでとても重要です。自分からイラストを企業に向けて売り込む必要があるためです。

また、仕事を進めていくうえで依頼主がどのようなことを求めているのかなどをくみ取って仕事を進める必要もあります。そうした観点から、コミュニケーション能力を伸ばせるように努めることがおすすめです。

といっても企業の方とのコミュニケーションはある程度、仕事をしながら培っていくもの。コミュニケーションに不安がある方は、以下の本などを参考にしてみてはいかがでしょうか?

こちらは、「人と話すことが苦手」という人でもコミュニケーションをうまく取れるようになるノウハウが書かれています。相手との意思疎通がうまくいくようになるのと同時に、自己肯定感を上げていくという書籍です。

「中田敦彦のYouTube大学」などでも紹介されて話題になりました。

こちらもかなり有名な本ですね。「雑談」からコミュニケーションを円滑に行うという今までになかった視点で語られている本です。

コミュニケーション能力は、もともと得意な方以外は「どうすればいいわからない…」というものでもありますよね。書籍を読むことで考え方が変わったり、自分の悩みの本質が見えてくることがあるのでおすすめですよ。

SNSの活用スキル

あとは、SNSの活用スキルを身に着けておくことがおすすめです。

現代においてSNSの活用は必須のスキルと言われています。これからイラストレーターとして活動する方も、TwitterやInstagramのビジネス用アカウントを解説して自分の作品を売り込んで行きましょう。

mayu

私はもともとSNSの運用が苦手だったんだけど、最近になって力を入れ始めたよ!

ぜひ一度Twitterをのぞいてみてください!

イラストレーターになるためにおすすめのツール

それでは最後に、イラストレーターになるためにおすすめのツールを紹介していきます。

ここに書かれているものすべてが必要というわけではないですが(PCやAdobeソフトなど「必須」のものもありますが)、あったら便利なものを紹介しますね。

mayu

私は全部持っているよ!

ここではざっくりと、選び方やおすすめのものも紹介します。

PC

まずはなんと言ってもPCは必須です。

なりたし

3年前に5万円で買ったやつがあるから、それでいいよね!

mayu

微妙です!!!

PCは高いものなので「そんなの絶対ダメ」と簡単に言いたくはないけど、まあダメです(笑)。

デザインをする場合のPCに関しては、やはりある程度のスペックのものが必要です。

様々な条件がありますが、ここではざっくりと説明を省いて以下のスペックで揃えることがおすすめです。

CPUCore i7、Ryzen 7以上
メモリ16GB以上
SSD容量500GB以上
なりたし

CPUとかメモリとか全然わからないよ…

mayu

説明が長くなるので、ここではいったんこのスペックで買うといいよっていう説明にしておくね

一応言っておけば、CPUはCore i5でも使えるしメモリも8GBでも使えます。ただし、やはり「イラストを仕事にする」ということであれば上記のスペックは最低限そろえた方がいいですね。

スペックのもう少し低いPCで今は問題なく作業できる、という場合はそのままでいいですが、これから買い替える方は上記スペック推奨です。

ちなみに、私が使っているのは以下のモデルです。

Adobeデザインソフト

先ほども描いた通り、Adobeのデザインソフトは必須です。

Adobeのデザインソフトといっても様々なものがありますが、最低限そろえたいのはPhotoshopとIllustratorです。が、PDFの編集ができるAcrobat Readerなども使いたいので、全部セットの「Adobe Creative Cloudコンプリートプラン」がおすすめです。

mayu

ただし、ちょっと値が張るんですよね…

Adobe CCコンプリートプランは学生割引などがない場合、月額払いで6,248円(税込)です。

Adobe CCコンプリートプランの価格は月額6,248円(税込)

なりたし

高いよ~

mayu

でも実は、ある「裏ワザ」を使うことで半額近くになるんだよね

実は、Abobe公認のオンラインスクールに入るだけで、AdobeCCコンプリートプランが39,980円になります。

Adobe公認オンラインスクールに入るだけでAdobeCCコンプリートプランが39,980円(税込)に!

裏技といっても実はすごく有名な方法で、私もこちらを利用してAdobe CCを契約しています。

しかも、2年目以降も理由が可能!かなりお得なプランなので、イラストレーターを目指す人にはとてもおすすめです!

ペンタブレット

イラストを制作するうえで必須となるのが、ペンタブレットです。いわゆる「板タブ」っていうやつです。

ペンタブレットにも様々なタイプのものがあって値段もピンキリですが、ここでは私が使っているものを紹介しますね。

同じタイプでSMLの3サイズがありますが、私はMサイズを使っています。

ちなみに、もう少し安価なタイプで1万円台のペンタブレット「Wacom Intuos」があります。こちらでも問題はないかもしれませんが、大きさや左手ボタン等機能的にはやはり「Wacom Intuos Pro Mサイズ」がおすすめですね。

私も実際に1万円台のものを使っていましたが、「Wacom Intuos Pro Mサイズ」に乗り換えました。

mayu

PCと同じで、今「Wacom Intuos」で問題なく使えているようなら、買い替える必要はないよ!

今のタイミングで購入するなら「Wacom Intuos Pro Mサイズ」 がおすすめ、という話です。

iPad

イラストレーターになるうえでiPadが絶対に必要、なんていうことはないのですが、私はiPad Proを購入してからイラストレーターとしての活動が上手く行き始めたので、本当におすすめです。

mayu

実は私はイラスト制作のほとんどをiPadで行っているんだよね

もうカバーは汚くなってるけど…

iPad専用のアプリでProcreateという神アプリがあります。私の場合はこのアプリでイラスト制作のほとんどを行っています。

もちろん最低限のPhotoshopなどのスキルは持っているので、Photoshopと並行して使っている感じになります。

iPad Proはクリエイターには本当に使いやすいタブレットです。

mayu

大げさじゃなく、iPad Proを買って人生が変わりました!

とはいえ、私がもともとPhotoshopが少し苦手で思うように使いこなせなかったから、というのはあります。すでにPhotoshopを使いこなして何も問題ない方は、わざわざiPadを購入する必要はないかもしれません。

mayu

iPadはクリエイターなら絶対に持っていて損はないと思うけど!

まとめ

以上長くなりましたが、この記事ではイラストレーターになる方法について詳しく解説してきました。

  • そもそもイラストレーターの仕事とは
  • イラストレーターになる3つの方法
  • イラストレーターの求人の探し方
  • イラストを学ぶ方法
  • イラストレーターになるために身に着けたいスキル
  • イラストレーターになるために必要なツール

いろいろ書きましたが、イラストレーターになるのに「これ!」という方法はありません。

美大などで学んでから目指すこともできれば、私のようにイラストとは全く関係のないフリーターをしていて自力でイラストレーターになることも可能です。

mayu

つまり、誰にでも可能っていうこと!

ぜひこの記事を、イラストレーターになる参考にしていただければ幸いです!

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